BT035:メモもウェブクリップもアウトプット

カテゴリー: 届ける技術
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とくに「第2の脳」というキャッチコピーを持つEvernoteのイメージがあるのですが、「第2の脳」は今のところあくまでも比喩であって、Evernoteにウェブクリップしたところでそれは「インプット」ではありません。

インプットというのは「自分の脳」に入れる事です。

これらが「インプット」であって、ゾウのアイコンをクリックして目の前のウェブサイトの魚拓をEvernoteにコピーしても、それが「インプット」になるはずがありません。

それは極めて広い意味の「アウトプット」の一種でしょう。自分のアンテナにひっかかったものを、「未来に役立てるかもしれない自分」と共有しているのです。

ノートやメモも同様です。

いくらライフログをたくさん残したからと言っても、それが「インプット」であるはずがありません。デジカメが風景を「取り込む」先はあくまでもフラッシュメモリであり、自分の記憶にでも心にでもありません。

「インプットだけはたくさんしているが、アウトプットがなかなかできない」という人の中には、方向性を持ったインプットを1つもしていない人もあります。

「風景を観る」ことがインプットなのであり、「風景を撮る」ことはアウトプットです。

問題になるのは「撮った風景をブログにアップできない」ところでしょう。だからブログには方向性が要るのです。未来の自分だけとの共有なら「気になったものをバシバシ撮る」だけですみます。それが「最初のアウトプット」であり、ブログは「第2のアウトプット」です。

第2段階に移行するには、それなりの理由付けが必要です。

メモとしてアウトプットしただけでは足りないから、ブログにもアウトプットするわけです。ブログにアップするモチベーションは何でしょうか。それがブログのテーマです。

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