ブログ塾には「ブログはどんなテーマで書いたらいいのかわからない」という悩みはかなりの頻度で寄せられます。これに対しては「とにかく狭く絞りましょう」とお答えしているようにしています。
すると、たいていは次のいずれかの返答があります。
- 絞ったらすぐにネタ切れになりそうで怖い
- 書きたいテーマはいろいろあって絞りきれない
今回は1について。
まず、テーマというのは「自分にとって深掘りの余地のあるもの」です。そうなると、そもそも深掘りの余地のないものはテーマとしては適切ではない、ということになります。
とはいえ、「これは深掘りの余地がありそうだ!」という見込みや手応えが少なからず感じられるからこそ、それをテーマに据えるのでしょうから、最初からそれがわかれば苦労しない、ということになります。
つまり、実際に掘ってみないと深掘りの余地があるかどうかがわからないのです。
実際に掘ってみたら意外と奥が深かった、ということもあれば、すでに多くの人に掘り尽くされていて、もう自分の入る余地はない、ということもあるでしょう。
大切なことは、いずれも実際に掘ってみたからこそわかる、ということです。
当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれませんが、「当たり前」と感じられるものにこそ可能性が眠っていることが少なくありません。
「その発想はなかった!」という驚きは常に「当たり前」や「常識」のスキをついてやってくるからです。
「絞る」というと、何かストイックなイメージをもたれるかもしれないので、「好きなこと以外は書かない」くらいのスタンスでもいいかもしれません。
これは「好きなことだけを書く」というよりも大事です。一見すると同じことを言っているようですが、何を書くかよりも何を書かないかの方が意識しやすいからです。
書かないことをどんどん排除していくと、自分が本当に好きなもの、強く惹かれるものだけが残っていくことになります。
早い段階でこの「当たり」を引き当てられる人もいれば、かなりの「ハズレ」を引いてからようやく見つけ出す人もいるでしょう。
いずれにしても書き続けるからこそ「当たり」が見つかるのです。このこと自体、「当たり前」のことなのですが…。