今週のまとめ／「知識を手に入れたらスグ試す」を実践するために決めた3つのルーチン

ショートブログ「日刊シ！」にて『これから24時間でかならず成長する方法』という本からエッセンスをご紹介していますが、今週もっとも印象に残ったのがこれ。

• 知識を手に入れたらスグ試す

以下のエントリーでも書きましたが、試したり実践したりする時間を削ってまで、新しい知識や方法やテクニックを手に入れようとするのは無駄です。

» テクニックは必要だが、○○を捨ててまで集めるほどのものではない 

スーパーで必要以上の肉や野菜や果物を買い込むようなものです。食べきれないくらいの肉や野菜や果物が冷蔵庫にぱんぱんに詰め込まれていて、とうてい食べきれずに、腐らせ放題。

This week’s refrigerator shot / Aine D

買うのに使ったお金はもちろん、買い物に費やした時間、重い思いをして持って帰ってくるのにかけた労力などすべてが無駄になります。

さらに悪いことに、冷蔵庫にモノが詰め込まれすぎていると、冷蔵効率が悪くなって電気代がかさみ、必要なものをすぐに取り出せなくて余計な手間と時間を必要とし、ストレスがたまり、その解消のために新しい娯楽のためにさらにお金と時間をつぎ込む…。

おそらく、ここまで書かなくてもわかりきったことだとは思いますが、自戒も込めて「知識を手に入れたらスグに試す」ことができるように、知識の“冷蔵庫”たる頭の中はもちろん、メールボックスやファイルボックス、本棚、Evernoteなどあらゆる「インボックス」に意図的に“空き容量”を作らなければならない、と肝に銘じました。

たとえば、これから1週間は新しい本は買わない、新しいアプリはインストールしない、新しいメルマガは購読しない、新しいブログを読み始めない、Twitterを見る時間を制限する、といった意図的な制限を設けてみる。

一日の時間の使い方を振り返ったときに「明らかにロスの大きい」活動があれば、すなわちかけた時間に対してリターンの乏しい活動があれば、これを減らす方向に舵を切るのです。

ということで、愛用しているiPhoneアプリ「Touch Goal」のルーチンを以下のように組み替えました（以前はこんな感じ）。

一番上の「ランニング」と一番下の「モノを捨てる」はいいとして、中3つが新ルーチンです。

「RIL」というのはRead It Later（現：Pocket）のことです。「読んだ本」にしても、「人から教わったこと」にしても、「あとで読もうと思った記事」にしても、溜め込むばかりでその内容を実践していなければ、それを知らない人と何ら変わりません。せっかく高いお金と貴重な時間をつぎ込んで学びに行っても、その「甲斐なし」になってしまうのです。

一方で「情報をシャワーのように浴びる」ことも必要だ、という主張もあるかもしれません。否定はしませんが、そればかりでは同じようにシャワーを浴びている人たちの集団から抜け出すことは難しいでしょう。どこかで必ず実践というバルブを締めて、きちんと身につけたいのです。

上記のルーチンを実践しようとすると、必然的に新しいインプットを減らさざるを得ません。そして、実践を前提に様々な情報に接することになりますので「これは実践にはつながりそうもないな」と思ったところで見切ることが容易になるはずです。

まずは一週間やってみます。

今週書いたエントリー

• 日刊シ！050：本を読んだら、図解して理解を確かめてみる http://post.ly/1W4kR
  　
• 日刊シ！051：「これならできる！」という確信を持てるまでイメージをふくらませる http://post.ly/1WKWM
  　
• 今週のまとめ／仕事のスピードを上げるコツは、仕事を終わらせようとしないこと http://bit.ly/gB1TRo
  　
• 日刊シ！052：自ら決めて動く http://post.ly/1WZVq
  　
• 日刊シ！053：何をすべきかは、やるか・やらないかで決める http://post.ly/1WpZs
  　
• 070：Evernoteのノートタイトルの不思議な仕様 http://bit.ly/i78kTj
  　
• 日刊シ！054：知識を手に入れたらスグ試す http://post.ly/1X6Cb
  　
• 日刊シ！055：「いまできるところまでやろう！」 http://post.ly/1XMTF
  　
• 日刊シ！056：１年後の今日、何をするかを決める http://post.ly/1Xd82
  　

今週のおすすめツイート

今週やめること／始めること

日刊シ！より。

これから何かを新しく始めようと思ったら、必ず今やっている何かをやめる必要があります。時間は有限だからです。「始める」時は「やめる」とセットで考えましょう。

• やめる：本を一読して、わかった気になる
• 始める：本を読んだら、図解して理解を確かめてみる

• やめる：やるべきことを片っ端からタスクリストに書き込む
• 始める：「これならできる！」というレベルまでイメージをふくらませる

• やめる：恐怖心に突き動かされる
• 始める：自ら決めて動く

• やめる：何をすべきかは、できるか／できないかで決める
• 始める：何をすべきかは、やるか／やらないかで決める

• やめる：知識を溜め込む
• 始める：知識を手に入れたらスグ試す

• やめる：「これくらいやっておけばいいか」
• 始める：「いまできるところまでやろう！」

• やめる：今週の予定を今週決める
• 始める：1年後の今日、何をするかを決める

▼参考文献：

今週のアプリ

※新しいアプリはインストールしない。

今週のランキング

 １．パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学

 ２．仕事をためこまない人になる５つの習慣

 ３．脳が教える! 1つの習慣

 ４．仕事は楽しいかね?

 ５．ライフハック心理学 ―心の力で快適に仕事を効率化する方法

 ６．究極の文房具ハック—身近な道具とデジタルツールで仕事力を上げる

 ７．人生を無理なく変えていく「シフト」の法則 (ハヤカワ新書juice)

 ８．ひとつ上のＧＴＤ　ストレスフリーの整理術　実践編　仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法

 ９．iPhone×iPad クリエイティブ仕事術 本当に知りたかった厳選アプリ＆クラウド連携テクニック

 10．はじめてのGTD ストレスフリーの整理術