煙に巻くつもりはないのですが、「実行が難しい!」と感じられるかもしれません。
- 本当の自由を手に入れるには、「あとでやる」をすべて手放すこと
です。
象徴的なツールとしてはPocketがあります。
営業妨害する気はないのでリンクは貼らずにおきます。
いわゆる「あとで読む」サービスです。
いま、読みたい記事があったとしましょう。
この記事かもしれません。
でも「時間の節約」もしくは「情報収集の効率化」のために、「あとで読む」ことにします。
ここでの疑問はどうして、
- あとで読む方が時間の節約になるのか?
- あとで読む方が情報収集が効率化されるのか?
です。
「なにかをまとめたほうが効率化できる」は幻想
いますぐ読むと時間のムダになるがあとで読むと時間が節約できるというのは、事実ではないだろうと思います。
もし、いますぐ読めば10分かかる記事を、あとで読むとなぜか1分で読めるというのなら、時間の節約になるでしょうが、そういうことは起こらないはずです。
もうひとつ大事なのは「情報収集の効率化」です。
こちらは「後でまとめて情報収集の時間に読む」ことで多少の効率化ならばできるように思えます。
しかし、なにかをまとめたほうが効率化できるというのは、ちょっとした幻想です。
まとめて仕事をし、まとめて休憩をとったほうが効率がいいという人も確かにいます。
でもぜんぶ分散させたほうがいいという私のような人間には、この発想はぜんぜん適切ではありません。
「あとでやる」という選択には、実は「いますぐそれをするほどには、それをしたいと思っていない」という事実が隠れています。
ずっと恋い焦がれていた人とのデートとか、いますぐトイレに駆け込みたいとき、人は「効率」や「時間の節約」の観点から「後回し」にしたりしないのです。
やりたいことがあったら、
- 即座にやるか、永遠にやらなくてもかまわないか?
という選択を、自分に突きつけてみましょう。
「あとでやる」のはただ、この自問から逃げているだけかもしれないのです。
逃げること自体はかまわないでしょう。
ただ「あとで読む」ことはできても、そのときの「読みたい」という気持ちの強さには、永遠に再会できない可能性はあります。
自由を失う原因に、時間不足や資金不足が関係していないとは思いません。
しかし、自由とは「やりたい」という気持ちあってこそです。
せっかくの「やりたい」という気持ちを、システムにのせて「後回し」にする習慣は、なにをするときも「最大のやりたいという気持ち」とはバラバラにしなければならないというコストがかかっているのです。
Follow @nokiba
「怒られるのが好きだ」という人はめったにいないでしょう。
しかし、叱られることを恐れるあまり、
- 会社勤務が憂鬱。
- 人とくつろいで話ができない。
- 営業活動はまったく気が重い。
- 人が怒られているのを見るのもイヤ。
- 家に居場所がない。
となっているようでは、人生が暗くなってしまいます。
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