かっこつけなくていいなら仕事も少しはラクになる

カテゴリー: とらえなおす


自分の古い作品を引っ張り出していただくというのは、いろんな意味で「気恥ずかしさ」があります! 

それにしてもありがとうございます!

むろんのこと理想をいえば「気恥ずかしさ」などあってはいけないのでしょう。でもわたしはそれほどたいした人間ではありません。

10年前も、今も、10年後も、少しもブレることなく、まぎれもなく価値のあることだけを言えるほど物事を理解できているわけではありません。

書棚に置いていただいている本にしても、書いたときには大真面目でした。いまもって悪い内容だとは思いません。でも流行遅れになりつつあるとは感じます。

それでいいのだと思います。

「ラクになる」のも「楽しくやる」のも同じようなもの

大真面目になにかに携わっていて「あいつ少し足りないんじゃないか」と多少の軽蔑と愛情をもっていじられるくらいが、人間ちょうどいいと思うのです。

もちろん人類のなかには大谷翔平さんや藤井聡太さんクラスの人が実在します。

長くプロ野球を見てきた身には、大谷さんは本当に実在するのだろうかと、信じがたいほどですが、マンガの主人公みたいな人もこの世にはいて然るべきなのです。

しかし、非の打ち所がないどころか、非を打つのが恐れ多くてはばかられるような人ばかりでは、ちょっと困ってしまうでしょう。

どうにも格好がついていない私のような人間でも、意外と生きていけているという様子であるのは、ある意味で気楽さを提供できるのではないでしょうか?

「格好をつけるのは意外と大変だ」という件とあわせて考えていただくといいと思います。

この文脈でいうなら「ラクになる」のも「楽しくやる」のも同じようなものです。

このブログは「シゴタノ!」です。

仕事を楽しくやる秘訣の1つは、間違いなく「格好つけない」ことだろうと思います。

▼編集後記:




本書は私の思春期以来の、永年の懸案に1つの答えを出した内容をまとめたものです。
 
・怒られたくない
・他人が苦手
 
本書を読まれた方にはいささか「度を超しているのではないか」「盛っていないか」と疑われるかもしれません。
 
意外に問題なのがそれでして、心理状態を厳密に言語化するというのはある意味では不可能なものです。
 
考えようによっては拙著のごとき話は「気にしすぎ」以上のものとは言いがたく「気の持ちよう」と言えなくもありません。
 
一方で場合によっては「仕事も手につかなく」なるわ「対人恐怖症」となりかねないわで、「重症化」する場合もあります。
 
本書はいわばその「間隙」に焦点を当ててみた本です。気の持ちようで済むならばそれに越したことはないテーマであり、気の持ちようでは済まなくなったかたにも手に取ってみていただきたいと思うところです。


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