DSDVとは「デュアルSIMデュアルVoLTE」の略で、以下の「できること」と、
- 1台のスマートフォンに2枚のSIMを挿入し、SIMを切り替える必要がなく、どちらのSIMに紐づく電話番号に着信があっても電話を受けることができる
- 片方のSIMで通信を行っている間に、もう片方のSIMで電話の着信を受けることができる
以下の「できないこと」がある。
- 片方のSIMで通話を行っている最中は、もう片方のSIMカードで通信することはできない
デュアルSIMは、DSDVの他にも、DSSS、DSDS、DSDAがあり、ややこしい(楽天モバイルのサポートページで詳しく解説されている)。
この記事で書いたとおり、メイン回線(電話番号)をUQmobileからIIJmioに乗り換えたのだが、サブ回線として楽天モバイルも契約した(Rakuten UN-LIMIT VI)。
メインの電話番号は2004年から17年も使い続けているため、なかなか変えがたく(電話はめったにかけることはないが、あちこちに登録しているので変更するのが大変)、さらに楽天モバイルで新しい電話番号が付与されて、この2つの電話番号をどう使い分けたものかと思っていた。
IIJmioを着信専用、楽天モバイルを発信専用(無料)にする
しばらく使い続けてみて、
- 愛着のあるメインの電話番号(IIJmio)は着信専用
- なじみのないサブの電話番号(楽天モバイル)は発信専用
という使い分けにすればいいのではないか、と思い至った。
考えてみると、メインの電話番号でかける必要がある相手というのは実家の母くらいで、あとの人間関係はメールやらメッセンジャーやらの方法で連絡がついている。
それ以外で電話をかける場合は、お店の予約とか役所への連絡などで、特にメインの電話番号からかける必要はない。
楽天モバイルであれば、楽天リンクアプリから発信する限り電話もSMSも無料なので、使わない手はない。
母への連絡も「今後はこの番号を使うことにしたから」と一言伝えれば済む(すでに伝えた)。
モバイルデータ通信は楽天モバイル、デフォルトの音声回線はIIJmio
楽天モバイルは、1年間無料キャンペーンに間に合った人であれば、契約した日から1年間は無料(これから契約する人は3ヶ月無料)で使い放題なので、
- モバイルデータ通信は楽天モバイル
- デフォルトの音声回線はメイン回線(IIJmio)
にするのがいいと思う。
デフォルトの音声回線も楽天モバイルにしてもいいが、間違えて標準の電話アプリで電話をかけると、楽天モバイルの通話料金が発生してしまうので、これを避けるための設定。
以上で、モバイルデータ通信は無料で無制限、通話もSMSも無料となる。
ランニングコストはIIJmioのギガプラン(2GB)の月額858円のみ。
楽天モバイルの無料期間終了後
楽天モバイルの無料期間終了後も、月間1GB未満なら引き続き無料なので、
- モバイルデータ通信はメイン回線(IIJmio)
- デフォルトの音声回線もメイン回線(IIJmio)
という設定にして、楽天モバイルのモバイルデータ通信は予備としてセーブしておく。
楽天モバイルが1GB未満であれば、ランニングコストは引き続きIIJmioのギガプラン(2GB)の月額858円のみで済む。
別案:IIJmioのeSIMを使えば月額440円で済む
別案として、楽天モバイルとIIJmio eSIM の組み合わせなら、月額440円(2GB)で済む。
ただし、IIJmioのeSIMは
- ドコモ回線しか選べない(au回線の方が比較的速い)
- データ通信のみ(通話はできない)
- SMSがない
という点に注意が必要。
楽天モバイルの無料期間終了後は、IIJmioの2GBと楽天モバイルの1GBを使い切ると、楽天モバイルも月額料金が発生する。
- ~ 1GB:0円
- ~ 3GB:1,078円
- ~ 20GB:2,178円
- それ以上:3,278円
余談:モバイル通信プランの名称に絵文字をつけると見分けやすい
デュアルSIMの場合、各回線ごとに名称を決めることができる。
あらかじめ用意されている「仕事」や「主回線」などの候補から選ぶか、フリーテキストで名前を付ける(カスタム名称)。
いろいろ試してみて、名前の先頭に絵文字を付けると見分けやすくなることに気づいた。
▼ザクのモノアイっぽい
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