・すぐれた成果をもたらすスキルやテクニックには名前をつける。
私たちも、この種の「命名されたスキル」をいくつかはもっています。
- 5分ダッシュ
- ファーストタスク
- 瞬時レビュー
などです。
とは言え、まだまだライフハック界には、優れているのに名無しのために、周知されないどころか自分でも「使い忘れているスキル」がかなりある気がします。実にもったいないことです。
「無意識に多用している」スキルに名前をつける
「説明できるヒットが欲しい」。
このことばにイチロー選手の凄さが凝縮しているように思います。
プロ三年目に二〇〇本以上のヒットを放って初めて首位打者に輝いた年のオフに、「からだは自動的にヒットを量産していて、どうやってヒットが生まれているのかを説明できなかったことに危機感を抱いていた」と言うのです。
からだの反応でヒットを打っているのでは更なる高みには上れないと。
たしかにイチロー選手は偉大だし、この言葉もすごいとは思います。
しかし素人が考えると、プロ野球の打者が「自動的」つまり無意識に投球に反応してヒットを飛ばしているそのプロセスを、言語的に説明しようというのはいささか無理があると感じます。
しかし私たちの大半がやろうとしていることは、それよりずっと現実的です。
たとえば、どれほど半自動的に無意識にやっているにしても、テキスト選択からコピー&ペーストをキーボードから手を離さずにやってのけるのは、今まさにここに書いたとおり、言葉で簡単に説明できます。
ライフハックや仕事術なら、やろうと思えば簡単に言葉で説明できるはずであって、その説明内容に「名前をつける」ことも難しくはないはずです。
ぜひ、「持ち物リスト」から「仕事のレシピ」、「週次レビュー」から「プロジェクトのネクストアクション」などばかりでなく、もっともっと身近で「無意識に多用している」スキルに名前をつけていきたいものです。
参考文献:
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