それが、たまたま週末のワークショップでスタッフの方が使っているのを目にして「あれ、こんな機能あったっけ?」と刮目。
改めて使ってみたら「標準のカメラアプリよりもいいところがあるじゃないか」と評価があっさり変化。
特筆すべきは「パノラマ写真」機能です。
かつてPhotosynthというアプリがあった
実は、以前(2012年)、Photosynthという、独特な手順でパノラマ写真が撮れるアプリがありました。
▼このアイコンに見覚えのある方もいるでしょう。
以下のようなパノラマ写真を撮ることができました。
ふちに黒い余白ができてしまい、あまり美しくありませんでした。
同じMicrosoftがPixに組み込んだ
今回改めてPixを使ってみたら、「Photosynth」というモードが目に入ります(赤いシャッターボタンの上に3つ並んだアイコンは左からビデオ、カメラ、そしてPhotosynth)。
Photosynthを使っていた身としては、「あぁ、あの黒い余白ができるやつね」という認識でしかありませんでした。つまりぜんぜん期待していなかったのです。
それが、使ってみて驚愕。
「あれ? 黒い余白ができない。フチまできっちり埋まってる!」
Photosynthは進化していたのです。
調べてみたところ、Photosynthの機能がPixに組み込まれたのは2017年12月のようです。
» iPhone向けカメラアプリ「Microsoft Pix」に360度パノラマ写真技術“Photosynth”が搭載 – 窓の杜
こんな写真が撮れます
以下、ランニングの合間に撮った写真です。けっこう適当に動かして撮っているだけなのですが、まさに自分が目で見た光景がそのままキャプチャーできているという実感があり、ランニングそっちのけで夢中で撮り続けてしまいました。
動画からコミックを生成する「Pix Comix」も面白い
もう1つ、同じタイミングで組み込まれていた「Pix Comix」という機能があります。
ギャラリー(一覧)画面から保存済みの動画ファイルを指定して「Pix Comix」をタップ。
動画の長さにもよりますが、1分弱待ちます。
処理が終わると、動画の中から「一番面白い」と判断されたフレームが3つピックアップされ、3コママンガのレイアウトが現れます。
あとは、吹き出しをつければ完成です。吹き出しの内容は自分で考える必要があります。ボケて(bokete)を彷彿とさせますね。
最近、床拭きロボットのブラーバを導入し、夢中になって撮影した動画をコミックにしました。
今日は衝動買いした床拭きロボットのブラーバが届いて、その健気で真摯な作業っぷりにうっかり見入ってしまい、お掃除代行ロボットの意味ないじゃん、な一日だった。いやー、ホントよくできてる。掃除しやすいようにモノを片づける習慣が身につくという副産物も大きい。 pic.twitter.com/7BHajt9TX0
— しごたの/大橋 悦夫 (@shigotano) 2018年5月18日
まとめ
ということで、2018年に入ってからMicrosoft Pixにまだ触れていない方は、ぜひパノラマ撮影から始めてみてください。