Gmailを本格的に使い始めてから1年ほどたちますが、しばらく前から、
レスポンスが気になる
ようになりました。
ローカル(オフライン)のメーラーとしては、Becky!を使っており、Gmailと併用しています。それぞれ、
・Gmail:読む(メールチェックおよび優先順位フィルタリング)
・Becky!:書く(Gmailの要返信リストに従って各アカウントから返信)
という切り分けをしています。
<参考>
・シゴタノ!メーラーを使い分ける
役割分担としてはこれで支障はないのですが、以前から薄々感じ始め、最近になってかなり気になるようになったのが、待ち時間です。
「自動仕分けと手動仕分けの交差点」というエントリーで書いたような、複数のメールに特定のラベルを一括適用したい場合や、普通に一覧から任意のメールを選んで内容を表示させる場合いずれも、クリックしてから目的の画面が表示されるまでの応答時間が長く感じられるようになりました。
操作内容によってはレスポンスよく画面が切り替わることがあるのですが、待たされるときは10秒以上に及ぶこともあり(ネット接続環境の影響もあるかも知れません)、そのたびに作業や思考が中断させられるため、ローカルのメーラーに移行しようかと思い始めました。
そこで、試しに以前から気になっていたThunderbirdをインストールしてみました。
実はつい最近、GTDGmailというFireFoxの拡張機能を入れてあれこれ試していたのですが、複数のラベルを付けたり外したり、という操作を連続的かつ頻繁に行うために、Gmailのレスポンスの悪さがきわだってしまい、ストレスフリーなんだかストレスフルーなんだか分からない状況に。。
Thunderbirdに期待している役割は、
1.処理すべきメールを素早く振り分ける
2.フィルタ機能によってなるべく手で振り分ける手間を減らす
3.優先順位と状況という2つの軸で“見える化”“見えない化”を切り換える
といったメール処理支援機能です。
例えば、自分宛てのメールには自動的に「要返信」ラベルが付くようにしたり(CCの場合は付けない)、特定のアドレス宛てのメールは「いつか」ラベル(=時間が空いた時にやるべきタスク)が付くようにするなど、人がメールを読んで適切なラベルを割り当てる、という判断と操作の手間を可能な限り自動化し、人にしかできないことにパワーを集中させられるような体制を目指します。
<参考>
・ITMedia Biz.ID:メール振り分けの基本
Thunderbirdについての具体的なところについては次回以降に書いていきますが、とりあえずGmailで便利だと感じている、マルチアドレス(?)とでも言うべき機能をご紹介しておきます。
例えば、hogehoge@gmail.com というアドレスがある時、
・hogehoge+task@gmail.com
・hogehoge+idea@gmail.com
・hogehoge+toread@gmail.com
・hogehoge+mailmagazine@gmail.com
というように任意の文字列をアカウント名と@の間に+で区切る形で挿入したアドレスをいくらでも作ることができ、いずれのアドレスも同じように自分のGmailアカウントに届きます(特に設定は不要)。
これを応用すれば、宛先のアドレスが異なるため、フィルタの条件に上記のアドレスを使うことで細かい設定ができるようになります。
<参考>
・ITmedia Biz.ID:使い捨てのメールアドレス・前編──Gmail、Yahoo
・Gmail: ヘルプ センター – 別名アドレスを使用してメッセージを受信できますか。