これまでのところをまとめると、
情報収集の目的として以下の5つのステップがある。
1.とりあえず集める
2.整理する
3.寝かす
4.ふとアイデアがひらめく
5.現実の行動に適用する
<1.とりあえず集める>ステップのポイント
A.核となる情報をリスト形式で整然と管理する段階
B.「なぜ切り抜くのか」「何に使えそうなのか」という目的意識が大切
C.面倒でも、目的に沿った簡単なコメントやタグを付けておく
<2.整理する>のステップのポイント
A.集めた情報をマップ形式で並び替え、組み合わせる段階
B.平面上に配置して全体を眺める視点が必要
C.リスト形式では見落としがちな関係や構造を浮き彫りにする
集めたアイデアを埋もれさせずに必要な時に取り出してきて活用する上では、保管しておく場所を1つに決めておくことが大切。
保管場所の条件としては、以下の3つが考えられる。
1.レスポンスが速いこと ← すぐに取り出すことができる
2.手がかりがあること ← どこに何があるかが把握できている
1)言葉でたどれる(検索、タギング、カテゴライズ、など)
2)イメージでつながる(配置、関係、過剰と不足)
3.収集と整理が一体化していること ← 日頃から整理しておく
とは言え、「日頃から整理しておく」は言うは易く行うは難し。そこで、収集と整理を同時進行できるような“集理”(しゅうり)ツールとして、iEditというフリーソフトをご紹介しました。
それが10日前。その後は5回にわたって「仕事から逃げたくなった時に効く!気持ちを切り換える30の方法」という30の要素を「MindMangager」を使って5つのグループにチャンキングするという試みを通して、「整理する」のステップを実践してみました。
その結果、マップ上で要素を並び替えたり、グループ分けをする作業をしていると、リスト形式で眺めていたのでは見えてこなかった何かに気づくことができたように思います。具体的には、言葉にはできないものの
「何となくこれとこれは同じグループにいるのがふさわしそうだ」
という感覚的な基準です。
これについては、たまたま12年ぶりに手に取ったある本にわかりやすい解説を見つけて、合点がいきました。
次回に続きます。。