それは、以前から勉強したいと思っていた「カリグラフィー」です。
カリグラフィーを勉強するための講座や道具はいろいろありますが、わりと3日坊主のことが多い私なので、通信教育などを利用する前に何かないかと思ったときに、ふと「あれ?iPad Proでできそうじゃない?」と思ったのです。
さっそく、iPad ProとCalligraphyというキーワードで検索してみると、思っていた以上にいろいろなサイトが見つかりました。中でも、「Calligraphy on the iPad Pro with Procreate | iPad Calligraphy」というサイトの感じに惹かれるものがあり、サイト内の「SHOP」を見てみました。
そこで、「Learn Copperplate Calligraphy on the iPad with Procreate」という教材が目に留まりました。「Procreate」というアプリを利用して、カリグラフィーの練習をするというもので、評価もなかなか良いようです。23ドルと、試しに始めてみるにはお手頃な価格です。
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教材を購入したら、各素材をダウンロードして、iPad Proから利用できる場所に保存しておきます。もちろん、Procreateも用意しておく必要があります。
教材は、インストラクションなどが書かれたPDFと、Procreate用のファイルや画像で構成されています。すべて英語で書かれています。教材の内容を大きく載せることはできませんが、公式Instagramに掲載されている動画を参考にしてみてください。
始めたばかりの初心者が、このようにスムーズにいくわけもなく、私の書いた線は、ものすごくヨロヨロしています(笑)。
しくみは、お手本の上に練習用のレイヤーがあり、そのレイヤー上に決められた設定を行ったペンツールで書いていくというものです。何枚ものレイヤーがあり、表示と非表示を切り替えて、異なる線を練習していきます。
実際にやってみると、この方式の面白さや可能性に気づいて、とても楽しくなってきます。これは、普通に絵の練習にも使える方法ですし、他の言語の文字の練習にも使える方法ですよね。昔で言えば、トレーシングペーパーをかぶせて書くようなものですが、それよりも透明で練習しやすい気がします。
たとえば、私はハングルを「かきかた」のような練習帳を使って練習していますが、こういう教材があったら、もっといいなと思いました。そこから、よく考えてみれば、お手本にする素材のスクリーンショットをとったり、スキャンしたりして、Procreateでレイヤーを使った練習素材にすればいいのか、と。
こんなことは、本当に、iPad ProとApple Pencilを合わせて使ってみる前には、「やってみたい」とも思ったことがなかったので、自分の中で新しい発想の転換が起きて興奮しました。絵を描く人なら、とっくにそういうことを考えて実践していたかもしれませんが、文字しか書けない自分には、とても良いきっかけとなりました。
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▼海老名久美:
フィーリング重視のテクニカルライター。個人ブログは「SPEAQ」。
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