「人生の悩みが消える5つの自問」に実際に答えてみた

カテゴリー: とらえなおす



『人生の悩みが消える自問力』という本を読みました。サブタイトルは、〈「5つの質問」と「自問自答」ですべてが好転する〉ということで、5つの自問が紹介されています。この5つの自問が(当然ですが)実によく練られており、これらの問いに一つひとつ答えていくことで、実際に落ち着いて考えることができました。

その自問とは、以下の5つです。


5つの自問の解説と事例

解説

それぞれの質問の位置づけは以下の通りです(本書より)。

事例

以下、5つの自問の事例です(本書より)。

たとえば、「勤めていた会社の業績が一気に悪くなり、ボーナスがなくなったうえ、給料も削減されることになった。このままいくと、ひょっとしたら会社は倒産してしまうかもしれない……。もし、そんな状況に陥ったとしたら、自分にどんな言葉を投げかけたらいいか?」という状況です。


実際にやってみました

僕自身(フリーランス歴17年目に突入)も、実際にやってみました。

たとえば、「現状の仕事環境は100点満点でいうと65点というところで、資格試験であればギリギリ合格か、場合によっては不合格になるレベル。長く続けてきている仕事は愛着もあり、また支持してくださる方も多いのでできれば続けたい。一方で、その仕事を続ける限り新しい仕事を始めるのは難しい。」という状況です。


実際に質問に向き合うことで、なるほど、実際にコーチから問いかけられているかのようなモードになり、いろいろと考えることができました。

「やらないことを決める」という“ノウハウ”がありますが、僕自身はこれを真っ正面から実践する代わりに「やりたいことを増やす」ことで、それまでにやっていた、最も優先度の低いことがトコロテン式に押し出されるように持っていく方式がムリがなくて良いと考えています(のでおすすめです)。

いざ「やらないことを決めよう」とすると、「どれをやめようか? えーと、うーん、どれもやめたくないぞ…」という“長考”に入りがちだからです。

「トコロテン方式」は、とにかく新しいアプリをインストールしてしまい、それによって、最も使用頻度の低いアプリがホーム画面から追い出される様子に似ています。

やりたいことは「古いアプリを整理する」ではなく、「新しいアプリを体験する」なのですから。

「なるほど!」と感じた一文

著者はプロのコーチということで、以下の一文には特に「なるほど!」と感じました。僕自身、本書を読むまでは、まさにこういう風に考えていましたので。

「すべての答えは自分の中にある」は間違い。

本書は、この前提を実にあっさりと覆してくれます。


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