ざっくり言うと、名前を書くと、その人を死に至らしめることができる、というノート(=デスノート)にまつわる物語です。
当然「同姓同名はどうなるのか?」という疑問が浮かびますが「顔をイメージしながら名前を書かないと無効」というルールがあり、無闇に人を殺せないようになっています。
また、名前のほかに、どういう死に方をするか、つまり死因についても“指定”することができます。
ただし、死因を書けるのは「名前を書いてから40秒以内」で、これを過ぎたり、そもそも死因を書かなかった場合は「心臓麻痺」として“処理”されます。
そして、死因を書くと、6分40秒の「詳しい死の状況」を詳述する時間が与えられます。
さらに、死亡時刻も“指定”することができるそうで、やはり「名前を書いてから40秒以内」に書く必要があります。
興味深いのは、「死の状況については、その人間が物理的に可能なこと、その人間がやってもおかしくない範囲の行動でなければ実現しない」という規定です。
以上のルールをまとめると、
- ノートに名前を書かれた人間は死ぬ
- ただし、その相手の顔をイメージしながら書かないと死なない
- 死亡時刻を指定することができる(名前を書いてから40秒以内)
- 死因を指定することができる(名前を書いてから40秒以内)
- 死因を指定しなかった場合は「心臓麻痺」として“処理”される
- 死の状況を詳述することができる(死因を書いてから6分40秒以内)
- 死の状況は「その人間が物理的に可能なこと、その人間がやってもおかしくない範囲の行動」である必要がある
ということになります。
これを読んで、気づくことがあります。
「デスノート」は「タスクリスト」に似ている
…ということです。
「デスノート」のルールを「タスクリスト」に当てはめてみると、以下のようになります。
- 「タスクリスト」に書かれたタスクは実行される
- ただし、そのタスクの進め方がイメージできない場合は実行されない
- 開始予定日時を指定することができる
- タスクの目的を設定する(書いておく)ことができる
- タスクの目的を設定しなかった場合、そのタスクはしばしば先送りされる
- タスクの進め方を詳述することができる
- タスクの進め方は、「それを実行する人間が物理的に可能なこと、その人間がやってもおかしくない範囲の行動」である必要がある
つまり、タスクをただ書いておきさえすれば実行されるわけではないのです。
何をすればいいのかが判然としないタスクは放置され、従って仕事は停滞してしまいます。
仕事を確実に前に進めたければ、上記の「タスクリスト」のルールを遵守するとよいでしょう。
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