新型プリウスは、事実上の半自動運転が可能となりました。市街地ではアクセルもブレーキも踏まず、発進、加速、巡航、停車までが自動化されています。
まず、半自動運転は、かなりいいです。上に引用したほどではないかな、とは感じますが、非常に疲れにくくなりました。
自分比で2倍長く運転していられます。というのは不正確ですね。いちおう私はタスクシュートで「すべての運転時間」を記録していますが、「疲労による休憩」に入るまでの運転時間が、2倍近くに延びているということです。
今までは平均で約99分につき1度くらい休憩していましたが、最近では、181分に延びているわけです。新車ということを割り引く必要があるでしょうが、かなり下がっても150分くらいはほぼ疲れず運転できます(ちなみに私はあまり運転好きではありません)。
しかも腰痛に見舞われにくくなりました。
ライフハックで疲れない
これが、タスクシュートやライフハックの効用だと思うのです。
冒頭引用にあるように「市街地ではアクセルもブレーキも踏まず、発進、加速、巡航、停車まで」とありますが、少なくとも私は、これをそんなに頻繁に使うわけではありません。
が、渋滞時には重宝します。
私は以前から「人はいったいなぜ渋滞を嫌うんだろう」と考えていました。もちろん、早く目的地に着きたいとか、とにかくビューンと走らせたいということはあるにせよ、私は「渋滞込みで時間予測」をくり返している上に、いつも同じ場所に同じような時間帯に行くため、予測が狂うことはほとんどないし、そんなにスピード感を楽しみたい人間でもない。
そんな私ですら、渋滞がいやなのはどうしてなんだろう。
この疑問は実は未だにはっきり解明できてないのですが、今わかっていることとして、渋滞時の運転がキツいのは、細かくブレーキとアクセルを、あまり意義が感じられない(意義はたしかにあるのにだんだん感じにくくなる)ままに、頻繁に踏みかえるせいなのです。
半自動運転は、事実上、この苦しみから解放してくれます。いざというときのためにブレーキに足をかけておきますが、おおむねハンドル操作のみで、渋滞を乗り切れるのです。特に自動車専用道路で、しかも一車線の道路だと、車線変更もなければ歩行者も自転車もいないため、ブレーキングから解放されると、ラクです。
ライフハックで効力を発揮するのは、こういう場面です。もう一つ意味がないような、心的飽和を伴うくり返し作業を、機械が代行してくれると、人は大きな開放感を味わいます。それによって、嫌いだった作業が好きになることすらあります。
現に私は、以前よりはずっと運転するのが楽しくなりました。
別にプリウスをおすすめしようとは思いませんが、今後登場する車がせめてこれだけでも「半自動」でやってくれるようになると、結構多くの人が助かるのではないかと思います。
(ちなみに、駐車の苦手な人が期待しそうな自動駐車機能はもう一つです。横列駐車の場合、うまく停めてはくれますが、スペースを見つけ出すのがはっきり言って下手ですし、縦列駐車はスペースは見つけますが、ちょっと前後のスペースを大きく必要としすぎる感じがあります。でも、駐車が大の苦手という人なら、慣れるとすばらしいかもしれません)
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第4巻も近日発表があると思いますが、ちょっと読み直しておいていただくと、4巻の内容がスッと頭に入ってくると思います。
何の変哲もない話を読んでいると思う方もいらっしゃるでしょうが、ここで描き出されている気力に関する知見を、本気で認知心理学や神経科学から探し求めたら、2年や3年ではまず見つからないくらいの内容があるのです。それをまず30分かけずに把握できるのですから、専門知識をマンガから得るというのは、時間について大幅におトクです。
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