昨日までの一連のエントリで、タスクの分割とチェックポイントの設定について紹介してきました。
この2つを始めると、あることに気づきます。
それは、タスクを分割したり、チェックポイントを設定することがすでに仕事の一部になっている、ということです。まぁ、考えてみれば当たり前ですが、
「ま、午後いっぱいは企画書だな」
「明日は企画書を作らなきゃー」
といった認識から一歩進めて、「企画書作成」を構成する具体的なタスクを考えるようになると、「今できること」に目が向くようになります。さほど時間がかからないものであれば明日まで待たずとも今日やってしまう方が全体のスピードはアップするからです。
先送りを繰り返さないようにするコツで、「今すぐ2分以内でできることがあればやってしまう」という方法を紹介していましたが、まさにこれです。
仕事には、その大きさに関わらず大きく分けて「段取り」と「実行」の2ステップがあります。これを一緒くたにしてしまうと、あれこれ考えながら進めることになり、行きつ戻りつの作業が増えて時間がよけいにかかります。
移動時間やちょっとした空き時間にタスク分割やチェックポイントのリストアップをしておけば、実際のそのタスクに取り掛かるときには、ほとんど手を動かすだけで済むようになります。
PCがアイドルタイムに自動的にデフラグやスキャンディスクを実行することでパフォーマンスをアップさせているのに似ています。
<関連エントリ>
・ちょっとした空き時間を有効活用するコツ
・空き時間を活かすコツ<実践編>