先日(5/29)のオンエアはジャパネットたかたの高田明社長がゲストとして出演していました。
たまにチャンネルが合って彼の絶妙なトークにしばし釘付けになってしまうことがあるのですが、まさにそのままの感じで質問に答えたり、業務の一部を紹介したり。
いろいろとフムフムな感心事例がありました。
例えば、テレビ通販に載せる商品は、メーカーごとにジャパネットたかたの社員が1名ずつ担当として付き、社長を囲んで各担当が社長に売り込む、というセッションを通して選んでいるようです。
取材では、デジカメを売り込むセッションを紹介。
ソニー担当、キヤノン担当、カシオ担当それぞれが自分が売りたいと思う商品をメーカーの担当者さながらに社長に売り込みます。
売り込みを受ける高田社長は、なぜその商品を売りたいのか、生活者にとってどういうメリットがあるのか、といった視点でモーレツに食い下がります。
値引きもハンパではなく、差し出された金額に担当者一同、頭を抱えるの図。
そんな、生活者の視点でズバズバものを言う経営スタイルもさることながら、観ていて一番印象に残ったのは彼の人生に対する姿勢でした。
もともとこの番組は「がっちりマンデー」という名の通り「がっちり儲けましょう!」的なコンセプトが背景にあったりするのですが、そういう期待を良い意味で裏切ります。
「儲かるからやる」というより「面白いからやる」
高田社長曰く、
その時その時を一生懸命やる。
やっているものはなんでも面白ければハマってしまう性格だから、あまり先のことは考えていない。
10年後、20年後を考えても人生はわからない。
むしろ考えない方がいい。
今この2,3年にいろいろな人に会って、いろいろな本を読んで、いろいろな経験をしていけば、それで人生が変わっていきますよね。
だから、あまり先のことを悩むより今のことをやればいい。
儲かるからやる、というよりはやってみたら面白かったからどんどんやる、という感じなんです。
文章に起こす際に若干編集しましたが、おおむね上記のようなことを話していました。
「面白いからやる」というスタンス、非常に共感できます。
やらなければいけないから、とか儲かるから、という理由ではなく、やっていて面白いから、という理由でどんどんハマっていく気持ち、よくわかります。
「仕事を楽しくする」というコンセプトを掲げているこのブログでも、究極はやはり、人生の大半を占める仕事をいかに楽しく乗り切るか、というより、いかに仕事を楽しむかを、追求したいと考えています。
そういう意味で、仕事をしていくうえで「自分が面白いと思えるか」という視点はとても大切だなぁと改めて思った次第です。
面白い仕事をしていると、当然、人生が楽しくなります(間違いない!)。