Evernoteに預けた記録は後から読み返すことで初めて役に立つ

カテゴリー: Evernoteの育て方

By: Patrick FellerCC BY 2.0


日々残している記録のほとんどはEvernoteに預けています。

冷蔵庫と同じで、入れるものの種類や使う頻度に応じて適切に振り分けておかないと、せっかくの記録が役に立たなくなってしまいます。

振り分けるのは後から振り返るためです。

これは勘定科目に似ています。「交通費」という科目を作れば、「移動」にどれだけのお金を使っているのかが後から振り返った時にわかるようになります。「電車代」や「タクシー代」などに細分化すれば、より詳しくわかるようになるでしょう。

特に「タクシー代」という科目を設けておくことで、タクシー代を使いすぎないようにするうえでの監視装置になります。毎月の「タクシー代」の推移を見ることができるようになるからです。

Evernoteの振り分けについても、何を振り返りたいかを初めに決め、これに対応するノートブックなりタグなりを作っていくようにします。

やらない方がいいことは、記録を細かく分類しようとすることです。これは、「電車代」を「JR」「東京メトロ」「都営地下鉄」のように細分化しようとするのに似ています。このように細かく分けることで「今月はJRよりも東京メトロのほうが多かった!」みたいな分析はできますが、やり過ぎ感が否めません。

それを振り返ることによって、今後の行動改善につながるかどうか。もしつながりそうなら、「それ」を振り返りの「切り口」とします。

僕は以下の4つのタグを「切り口」としています。

ほかにもいくつかありますが、よく使うのは上記の4つです。

これらのタグのついたノートを読み返すと、そのタグをつけた時の気持ちが蘇ってきます。

ChangeLog(始めた・変えた・やめた)

ChangeLog は、何かを新しく始めたり、変えたり、やめたりしたことの履歴です。日々たくさんの変更が加えられますが、その中のいくつかはターニングポイントとして、未来に大きな影響を及ぼします。

「どうしてこうなった?」という疑問がわいたとき、このタグのついたノートを辿っていくと、起点が見つかることが多いのです。

あるいは、繰り返し発生する変更がどれぐらいの頻度なのかを知るうえでも役に立ちます。
頻度が分かれば先手を打てます。

卑近なところでは、消耗品の発注タイミングが最適化されます。戦略面では、商品のライフサイクルを把握することで、新商品の投入タイミングを誤らずに済みます。

Commit(やると決めた)

Commit は、中期または長期計画を立てるときに役に立ちます。未来の自分に対するリクエストはがきのようなもので、集まったリクエストを眺めて最終的に実行するものを選びます。

Concern(気になっている)

Concern は、週に一度ふり返り、すぐに手を打てるものは打ち、すぐに打てないものは Commit をつけたり、コメントを追記したり、あるいはやらないことにしたり、といった意志決定を下します。

Provisional(見切り発車した)

Provisional は、Commit に似ていますが、より短期的で、さらに明示的に「あとで時間をとって検証する」という意志を込めたいときに使います。

このタグのついたノートをふり返っていくことで、言いっぱなし・やりっぱなしが減ります。

まとめ

記録をとる時点で、あるいは記録をとってからなるべく早いうちにこれらいずれかのタグを付けておくことで、必要なときに欲しい情報をタグり寄せることができるようになります。

また、振り返るタイミングも決めておくこともおすすめします。「すごく気になるけど今は時間がないから」というノート(Provisional)は翌日に、「時間のあるときに改めて」というノート(Concern)は週に一度、という具合です。

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