TaskChuteなどのデイリータスクリストに登録しているものの、毎日先送りし続けてしまっているタスクはありませんか?
「とりあえず5分手を付けてみましょう」などとよく言われますが、なかなかそれができない場合の対処法について今回は考えたいと思います。
- 1.時間帯を変えてみる
- 2.大きく先送ってみる
- 3.2つのタスクに分けてみる
- 4.本当にその見積時間で正しいか自問する
- 5.マスタータスクリストに戻して削除する
1.時間帯を変えてみる
もしかして、そのタスクは1日の終わりに実行する予定になっていたり、割り込みが入りやすい時間帯に実行する予定になっていませんか?
手を付けようと考えている時間帯で既に疲れていたり、とても集中できる環境ではない場合などでは、難しいタスクは先送りされやすい傾向にあります。
例えば、手を付ける時間帯を「朝一番」にしてみるとか、一人きりになれる時間帯にするなどしてみてください。朝一番や出勤直後などは特におすすめです。
2.大きく先送ってみる
そもそも手を付けられるほど時間の余裕がない日々だったりしませんか?
一時的に忙しくなっているだけならば、忙しさが収まる頃まで大きく先送ってしまい、「今は気にしない」状態にするのも手です。
「このタスク、できてないんだよなぁ…」と毎日ストレスを感じるぐらいなら、今は忘れて目の前の作業に集中してしまいましょう。
3.2つのタスクに分けてみる
「とりかかれないのはタスクが大きすぎるから」というのもよく聞く言葉ですね。
しかし細かく分割する気力が出ないときもあると思います。そういうときは2つに分けてみてください。
分割時のタスクのバランスは考えなくてよいです。とりあえずタスクが分割されればいいだけです。
これを繰り返していけば、とりかかれるほどのサイズにいつか辿りつけます。
4.本当にその見積時間で正しいか自問してみる
TaskChuteでありがちなのですが、見積もり時間を設定できる故に、「このぐらい時間がかかってしまうなら今はいいか…」と先送ってしまうことがあります。
しかし、頻繁に先送ってしまうタスクの見積時間は、大抵実績と沿わないものです。(見積もりと実績がばっちり合うようなタスクなら、慣れているのでとりかかりの抵抗は少ないはずなのです)
とりあえずつけてみた見積時間(例えば30分)に振り回されないように注意してください。実際とりかかってみたら10分で済んでしまうということはよくあります。
5.マスタータスクリストに戻して削除する
期限が迫っていない先送りタスクであれば、一時的にデイリータスクリスト(今日やることリスト)から削除してしまうのも手です。
どうせ先送ってしまうのであれば、まずは目の前のやるべきタスクに集中するため、ストレスの元となる先送りタスクを削除してしまいましょう。
マスタータスクリスト(全てのやることが集まったリスト)に保管さえしておけば、また再開することができます。
一度目の前から消すことで冷静にそのタスクを見ることができるので、次に見たときには「よく考えると重要性が低かった」「やる必要が無くなっていた」などとわかることも多いです。
関連記事など
・「緊急じゃないけど重要な仕事」ほど朝一番にやるべきです
・タスクを先送るなら少なくともワンパンチを入れる
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今回いろいろと先送りタスクに対抗する具体的な手段を紹介しましたが、1つ間違いがないやり方があるとすれば「なぜ手を付けられないのか?」を考えることです。手を付けられない理由を見つけ、それを1つずつ取り除いてやれば、タスクは必ず実行できます。ただ、手を付けられない理由を素早く見つけ出すには慣れが必要ですね。私もまだまだ勉強中です!
ちょっとうれしかった話:
最近、会社で上司との面談があり、面談の中で「仕事の抜け漏れがない」ことについてお褒めの言葉をいただきました。その際に「安心して仕事を任せられる」というコメントをいただいたときに、自身の電子書籍のタイトルを思い出して心の中で笑ってしまいました。
▼濵中省吾:
「ほんと自由に生きてるよね」と家族に言われる化学系研究職。はまラボ主宰。