「勉強するってどういうこと?」と疑問に思った時に出会った『勉学術』

カテゴリー: 書評



「学校を卒業したら、勉強とはおさらばできる!」

と本気で思っていました。

ところが、社会人になって、いくら年を重ねようと、いつまで経っても勉強が終わらないではありませんか。

「生涯勉強し続けなくてはいけないの?」
「そもそも自分のやっていることは勉強なの?」

と途方に暮れた時期がありました。

そのときに出会ったのが、白取春彦氏の書いた『勉学術』です。

» 勉学術


そこには、

自分で勉強しようにも、どこか不安でおぼつかない感じを持っている人に勇気と指針とコツを与えることを目的とする。

という言葉がありました。


疑問の持ち方が分かる

テストのための暗記学習とは異なり、自分で応用できる知識を身につけようというときには、教科書や問題集のようなものは存在しないのだと、本書で知ったときには、かなりのショックを受けました。

かなり、疲れていたのかもしれません(笑)

もしかして、正解は自分で考えなければいけないのでは・・・と、うすうす感じていたけれども、正解を教えてくれるものがないなどと、認めたくなかったのかもしれません。

そして、1つのきっかけから、どんどんと疑問が派生していくさまを読み、それまでの自分とは異なる視点や思考回路を知ることができました。

この「思考過程」が、その後の自分の勉強のやり方や仕事のやり方に、大きな影響を及ぼしているなと、最近、読み直してみてつくづく実感したのです。

本書は、ごく最近、『独学術』というタイトルに改題されて、再出版されたようですが、私が読んだのは『勉学術』なので、こちらを紹介しました。

» 勉学術


» 独学術 (ディスカヴァー携書)


▼編集後記:




yPad3が届きました。早速、日付をぺたぺたはんこで押しています。

またしても、いきなり間違えて、やる気を失いそうになりましたが、テプラLiteで綺麗な文字を印刷して、上から隠してしまいました。良い感じです。

» yPad3



▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「シゴトに美味しいスパイスを」中の人。

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