昨日までにTwitterでご紹介している記事のうちグッときたものをピックアップ。
Follow @shigotano
しごたの
シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌を書いています。
グッときた記事
もしTODOリストが作れないとしたら、やろうとしていることのゴールが明確でなかったり情報が足りなかったりしているということがわかります …
プログラマー向けの記事ですが、書かれていることはほとんどそのまま一般の仕事にも当てはまるものばかりです。
紹介されている3つの習慣はそれぞれ以下のように読み替えることができます。
- 自分で書いたすべてのコードを説明できるようになれ
- プログラミングに取りかかる前にTODOリストを作れ
- わからないところを想像で補うのではなく話し合え
↓
- 自分の言動を説明できるようになれ
- 仕事に取りかかる前にTODOリストを作れ
- わからないところを想像で補うのではなく話し合え
3番目は読み替えることなく、そのまま当てはまりますね。
特に大事なのは2番目の「TODOリスト」です。リストさえきちんとできていれば、あとはこのレールに乗って脇目も振らずに突っ走るだけですから、おのずとスピードもアップします。
もちろん、途中で割り込みや迷いや進路変更もあるでしょうが、それらがあるからといってレールを敷かない理由にはならないはずです。
最初、初級者のうちはTODOの粒度が小さくなってしまいますが、それが成長するにつれて大きな粒度でも扱えるようになります。この一歩の歩幅の大きさが成長の証です。
この部分については以下のエントリーも合わせてどうぞ。
次の記事。
長男がなにかモノを持っていたのですが「これ、置き場所きまってないからどこにしまうのかわからない。」と、いいました。 …
レールとはルールを形にしたもの、と言えます。この記事からは、あらかじめ決められた置き場所に格納する、という約束(=ルール)がきちんと果たされていることがうかがえます。
何かをしようとしたときに、こうしたルールが定められていないと、その時その時の状況や気分に左右されることになるため、一定品質のアウトプットを目指そうとしたときに障害になります。
逆に言えば、ルールとはアウトプットから逆算して決めるもの、と言えるでしょう。
最後の記事。
別のリストを見ようとするとき、一度リストの一覧に戻らないといけないので、「自分のやりたいことリスト」がイヤでも見えます。 …
ルールを決めてこれに従うことで、取りかかりの敷居が下がります。イヤだなぁ、面倒だなぁ、という感情の入り込む余地がなくなり、ほぼ自動的に手が動くようになり、内容に集中することができるようになります。
この記事の例では、ルールをツール(アプリ)に組み込むことで、レール化(=自動化)することに成功しています。
最終的なアウトプットを起点にしてルールをつくり、これに基づいてレールを敷くことで、自らを望ましい方向にコントロールすることができる、というわけです。
グッときたツイート
毎日同じことしてても、チェックリストを使わないと時間がかかる。
— napuaさん (@napua125) 4月 9, 2012
チェックリストが重要。
今の時代、あるいはこれからの時代のインターネット上での活動で一番重要になってくるメディアリテラシーって、「脊髄反射でものをいわない」という心掛けに尽きると思う。
— F太さん (@fta7) 4月 10, 2012
チェックリストが必要。
今日の今日訓
今日訓 0623:週に一度、みんなから期待されていることと、そのうち自分が応えられることを見比べて、見極める。 #dailyremark
— しごたのさん (@shigotano) 4月 11, 2012
グッときている一冊
繰り返し取り上げていますが、チェックリストの大切さを改めて教えてくれる一冊なので、またご紹介します。
どんなに慣れている仕事でも、アウトプットは毎回異なります。
例えば毎日の定例ミーティングは、形式は同じでも、そこから導き出される結論は異なるでしょう。
あらかじめミーティングの議事チェックリストを作っておき、これに沿って進めることで日々の違いを吸収できます。
チェックリストがないと、日々の違いの影響をもろに受けて規定路線が変異してしまいます。しかも、その変異が微妙で、毎日少しずつ進行していけば、知らないうちに“漂流”していた、ということになりかねません。
いわゆる「いつの間にかやらなくなっていた」ということが起きてしまうのです。
どんなに慣れている手術でも、患者は毎回違う。チェックリストを使うことで、薬物アレルギー、機材の問題、薬についての誤解、病理検査に出す検体のラベルのミスなどに気づくことができた。より良い計画を立て、より良く準備できるようになった。(p.218)