今日からはじめる手帳術 第3回 リフィル毎の手帳の使い方

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photo credit: candrews via photopin cc

第2回では倉下さんが手帳を選ぶ際のヒントについて書かれていました。

» 今日からはじめる手帳術 第2回 「手帳」の選び方 

今回は手帳のリフィル毎の使い方などを事例に「はたして、自分は手帳をどの様に使っていきたいのか?」という問に対する答えを探してみましょう。


リフィル毎の手帳の使い方

「見開き1週間レフト式」でのタスク管理

見開き1週間レフト式は一週間単位でのスケジュール、タスク、メモを一望しやすいリフィルで、昔からある伝統的なリフィルフォーマットです。企業のノベルティなどで配られる手帳はほぼこのレフト式です。

見開きの左手に日ごとの枠が用意されていますので、ここにその日の予定やその日が締め切りのやることを書き込みます。右側のノート部分にメモの他、「□ タスク名 xx日」といった形式で1週間分のタスクとその締め切り日を併記するなどの使い方が考えられます。



また、見開きレフト型は多くの場合、ポケットサイズ・バイブルサイズという携帯性に優れたサイズで販売されています。外回りの多い営業などの仕事では、コンパクトかつ情報の集約率が高いレフト式の人気が高いようです。

「バーチカル式」でのタスク管理

バーチカル式は一週間単位でのスケジュールやタスクの管理に加え、時間の使い方を管理しやすいリフィルです。クオバディスなどの海外メーカーが生産する手帳のウィークリーリフィルと言えば、概ねバーチカル式であるとお考え頂いてよいと思われます。

一日の時間軸が大きく取られていて、一週間分のスケジュールを可視化できるところが最大のメリットです。逆に、メモを書き込む欄が少ないため、メモは別途メモ帳やノートを併用するなどの工夫が必要になります。



上下どちらかにタスクを書き込む欄が用意されていますので、締め切り日が決まっているタスクはこのタスク欄に書き込みましょう。締め切り日が決まっていないがその週にやらなければいけないタスクについては空いているスペースなどに書いていくと良いでしょう。



バーチカル式で現実的に使える大きさはA5、小さくても文庫サイズまでです。また、メモは別途メモ帳やノートを用意する必要がありますので、スーツの上着のポケットに常時入れておいてさっと取りだして予定やメモを確認する・・といった使い方には向きません。デスクワーク中心のお仕事をされている方などに向いているリフィルフォーマットであると言えるでしょう。

「デイリー式」でのタスク管理

デイリー式は一日単位でスケジュール、タスク、メモを一望したい、たっぷり書き込みたいなどの用途に向いたリフィルです。ただし、一週間分の予定やタスクを一望するといった使い方には向きません。



デイリー式のリフィルではその日の予定やタスクを管理する形となります。スペースがたっぷりあるため、細かなタスクを書きだしたり、ノートやメモも併せて残しておきやすいです。一ページ毎に日付が割り当てられてられますので、「X月X日参照」といった形でINDEXを貼ったり、未来の自分に対して申し送り事項を残すことも可能です。



デイリーサイズはポケットや文庫サイズの比較的持ち運びしやすいものが多いのですが、厚みが大きくなるためポケットに入れて持ち運ぶ・・といった用途には向きません。こちらもデスクワークが多い方向けのリフィルフォーマットだと言えそうです。

最後に

ここまではリフィル毎の手帳の使い方について述べてきました。どうやって手帳を使おうか? その為にはどんな手帳を選べばいいか? といった疑問を解決するヒントになれば幸いです。

これですべてではありませんが、目的別の手帳ブランドをいくつか挙げておきたいと思います(能率手帳や高橋の手帳はリフィルのバリエーションが多いので割愛)。


参考手帳:

かなり余談ですが、システム手帳はほとんどがリング式ですが、ドイツの「X47」というシステム手帳は、冊子上のリフィルの背表紙に金属製の棒がついており、バインダーはその棒を上下から挟み込む形を取っています。

これにより、ある程度のカスタマイズ性を保ちながら、薄く、広い書き込みスペースを実現しています。

ひと味違った手帳が欲しい人は一度お試し下さい♪


参考図書:

▼手帳を選んだその次は!


▼手帳の使い方のヒントが満載!


▼北真也:
仕事術をもっとカジュアルに! わかりやすさ重視の「ビギナーズ・ハック」をお届け。Blog「Hacks for Creative Life!」と勉強会「東京ライフハック研究会」主宰。


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