SH006:繰り返しの多さに早く気づく

カテゴリー: タスク管理

By: Vinoth ChandarCC BY 2.0


記録をとることの重要性は、仕事においていくら強調しても強調したりないほどですが、その最初に得られるメリットは繰り返しの多さに気がつくことです。

私は先日、自分のToodledoのタスクを調べてみました。実に95%がルーチン、つまり何らかの形での繰り返しでした。

私達は毎日ほぼ同じことをやって生きているのです。もちろんまったく同じことはできないでしょうが、タスク管理の上では「同じ」と見て差し支えない行動の繰り返しをしているのです。

俺はあんたほどひどくない、という方もいらっしゃるでしょう。でも記録してみてください。3度の食事、会社員なら通勤退勤、家族との会話、テレビ視聴、ネットサーフィン、それらは要するに「繰り返し」でしょうが、起きている時間の何割が「ルーチン」でしょうか。ちなみに寝ている時間はいうまでもなく繰り返しです。

これを自覚することのメリットは重大です。新しく何かを始めたり、新しい習慣やスキルを身につけることが、どうして、どのくらい苦痛であるかが自覚できるからです。

この事態を打開したいとか、一気にたくさんの時間を確保したいと思うなら、毎日繰り返すのが自然なことを、繰り返さないという決定に切り替えなければならなくなります。

ルーチンで自分の行動の大半が決まっていることが明らかになれば、それを適切な時間に伸縮させたり、配置換えをしてみたり、ルーチン以外の時間の使い方に慎重になるという効果が期待できます。

それはスピードハックの大きなファクターです。

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