「ToDoリストを作る」というToDoの悲哀

By: Gideon Strauss – CC BY 2.0

「だいたいGTD」が思いの外評判が良かったみたいなので、もうちょっと続けてみようと思います。

前回の、何度も思い出すのが嫌だからGTDをするでは、とりあえず思いついたらメモしておこうぜ。まずはそれだけやってみたらいいんじゃない?という話でした。

ここで、もう一つGTDの素晴らしき教えを布教しようかと思います。

気になったことをメモる、に加えてもう一つ、これを覚えておくと凄く役に立ちます。

三つの事を同時に意識しておくのは難しいです。ていうか少なくとも私は無理。ですが、二個ならなんとかなるかと思います。

その、是非とも意識しておきたい第二の教えがこれ。

2分以内で出来ることだったらすぐやる

です。



だいたい2分を目安にする

2分というのは別に重要な数字ではありません。だいたい2分くらいと見込めればそれでOKです。

2分以内で出来そうだな、と思ったら、とりあえずやっちゃえ、と。

30分かかる事はすごく気合いがいるけど、2分で出来る事なら少しの気合いで実行できます。

2分で出来る事は、後回しにしちゃったほうがメンドくさいのです。

何故気になったらメモするのか?

今はそれが出来ない(物理的or精神的)もしくは、今それをやるのがメンドくさい、やりたくない。しかし、アタマの中に気になったモノを残しておくと、アタマの中がメンドくさいことになる。だからメモする。

これがメモする目的です。

ここに新ルール追加。

メモする前に「2分ルール」をちょっとだけ思い出す。

なぜ2分ルールを作るか

何か気になった、思いついた。
 ↓
やればすぐ出来そう。でも今やるのメンドくさい。
 ↓
でも、すぐ出来るちょっとした事を、いちいちメモしておくのもメンドクサイ。
 ↓
でも、メモしずに忘れると、アタマの片隅で気になってメンドクサイ。
 ↓
しょうがないからやる。

残念ながら、これが一番メンドくさくない方法。

残念ながら、すぐやる事が一番メンドくさくない。

仕方がないからここだけは気合いを入れる。

2分間の修行。

「ToDoリストを作る」とToDoリストに書く。これアホくさいですよね。100個ToDo作ってたら、5~6個はちょっとした事を済ませられそうです。

2分で終わる事を、いちいちメモるのに何秒かかるのかと問い詰めたい。

だから、2分でいま出来る事は整理する前にやっちゃう。

先日からこの意識を徹底したら、1週間も経たないうちに、すんごく部屋が片付きました。

だいたいGTDの注意

あくまでも「だいたいGTD」です。本気GTDは「収集」に専念するときはまずは収集して、その次の「見極め(処理)」「整理」の段階で行動せよ、というなんだか難しいルールもあったりします。

この方法は、とりあえず思いついた事に対して、効果的な行動です。

ふと何か思いついた時、何かが気になった時にに、2分で出来るかどうかちょっとだけ考えてみる。

そして、出来そうだったら「やる」

この意識を徹底する。

この「だいたいGTD」が気にくわない人、ちゃんとしたGTDが気になった人は、ちゃんと本を読んでみて下さい。最初に大いなる気合いは必要ですが「だいたいGTD」よりも大きな効果が得られると、自信を持ってオススメします。

まとめ

生きている限り、どうしてもメンドくさい事はついて回ってきます。

出来る事は、どれだけメンドくさい事を「小さく」「少なく」していくか。

「2分で出来る事はすぐやる」という教えもまた、メンドくさい事を少なくするためにすごく役に立つ事です。

参考書籍


▼今週の本


思いついたらメモる、を意識していくうちに「ライフログ」というものにハマってきています。

とにかく人生のあらゆる出来事を記録していく。

その事で、なにが面白いのか?なにが得られるのか?

ライフログって何を記録したらいいのか?

そんなことを教えてくれる本達です。

上から順にオススメな感じです。

▼編集後記:

 先週に引き続き「だいたい」って言いたくてたまりません。

すんごく意識して「だいたい」を減らしましたが、もっともっと「だいたい」って言いたい。

だいたい「だいたいって言いたいだけ」なんですけど。


▼五藤隆介:
デジタル&シンプルライフLove。デジタルを最大限活用して「めんどくさくない」シンプルな生活を目指す。goryugo.comの中の人。

▼「メンドウ無用のデジタルライフ」の新着エントリー

» 「メンドウ無用のデジタルライフ」の記事一覧
スポンサー リンク