Bluetoothワイヤレスキーボード 4種の使用感、比較結果まとめ

カテゴリー: ツール紹介



文章を書く仕事をするときはもっぱらPC(Surface Book 2)を使っていますが、iPhoneやiPadでも同じように文章が書けたらいいなと思うことがあります。

音声入力もいいですが、カフェやシェアオフィスではやりづらいので、やはりキーボード入力。

そこで、4種類のBluetoothワイヤレスキーボードを実際に購入し、使用感を比較してみました。

比較に使用したBluetoothワイヤレスキーボード4種

▼iClever IC-BK11(特長「2つ縦折り」)

▼iClever IC-BK06(特長「V字レイアウト」)

▼Logicool K380(特長「3台切り替え可能」)

▼リュウド アールボードフォーケイタイ RBK-2100BTJ


iClever IC-BK11(特長「2つ縦折り」)

特長と使用感

164gという重さはiPhone X(174g)とほぼ同じです。

後述するリュウドキーボードも含め、折りたたみといえば横折りがポピュラーですが、IC-BK11は縦折りなのが特長。

実際に折りたたんだり開いたりしてみると、当然ですが横より縦のほうが“折り目”がハッキリしているので、コロンブスの卵的なアハ体験。



そして、心底驚かされたのが、このコンパクトさで複数の端末にペアリング&切り替えが可能なこと。今回比較した4種のうちペアリングをやり直すことなく複数端末の切り替えができるのは、後述するK380とこのIC-BK11の2種だけ。

K380は重さが409gあり、日常的に持ち歩くのには覚悟が要りますが、164gのIC-BK11であれば難なく持ち歩けます。

ペアリングは、fnキー+Q、W、E で行います。



さらに、スタンドも付いているのでiPhoneやiPadをセットしての使用が可能です。



iPadはやや不安定になりますが、置けないことはない、という感じです



スタンドを開く角度を変えることで、画面の角度をある程度調整できます(あくまでもある程度)。



ただ、背面にゴム足のようなものはついていないため、滑りやすい机の上ではキーボードの位置がズレやすく、安定した入力は難しいです。

また、コンパクトである半面、キーピッチが狭く慣れないとミスタイプが頻繁に発生します。男性の手には小さすぎるかもしれません。が、慣れればなんとかなるかな、という感じです。



なお、IC-BK11のstartキーは通常のPCにおけるCtrlキー(MacならCmdキー)の役割で、たとえば、start+Aなら「すべて選択」、start+Xなら「切り取り」、start+Vなら「貼り付け」と、PCとほとんど同じ感覚で入力作業が行えます。

以下、実際に入力している様子を動画に撮ってみたので、参考まで。


iClever IC-BK06(特長「V字レイアウト」)

特長と使用感

167gという重さはiPhone X(174g)とほぼ同じです。

開いてみるまでそれがキーボードであることが分かる人はいないのではないか、という独特なフォルム。



開いてみると、キーが左右に分割配置されているV字レイアウトで、中央付近の何もない空間に違和感すら覚えます。



サイズ的には、iPhone Plusシリーズと高さが同じくらい。男性のスーツの内ポケットに何とか収まるサイズです。パンツのポケットに入れるのは厳しいでしょう。



ペアリングは1台のみですが、開くとすぐに接続し、キーボードからの入力が可能になります。別途スタンドが必要ですが、このコンパクトさを享受するためなら別途持ち歩くなり何らかの工夫をするなりがんばれます。

ワイヤレス充電スタンドでもいいですし、

重さわずか31gのこのスタンドもおすすめです。

何よりもIC-BK11(2つ縦折り)に比べて両手のゆったり感が段違いで、快適です。

また、カバーは滑りにくいレザー調(レザーではない)の材質なので、机の上での安定感も抜群です。入力していてズレることはありません。

ただし、後述するリュウドとともに、その横折りという構造上、膝の上に置いてタイプすることはできません。

なお、IC-BK06のWinキーは通常のPCにおけるCtrlキー(MacならCmdキー)の役割で、たとえば、Win+Aなら「すべて選択」、Win+Xなら「切り取り」、Win+Vなら「貼り付け」と、PCとほとんど同じ感覚で入力作業が行えます。

以下、実際に入力している様子を動画に撮ってみたので、参考まで。



Logicool K380(特長「3台切り替え可能」)

特長と使用感

409gという重さは9.7インチのiPad(469g)よりやや軽いです。

まず、これまでの2台よりもサイズが大きい割に価格が“コンパクト”なことに驚かされます。



電源はスライド式なのでオフにしておけばカバンの中で誤作動してしまうことはありません。けっこう硬いので勝手にオンになることもないでしょう。



特長は何と言っても3台までの端末切り替えが可能なこと。エメラルドグリーンの切り替えボタンを押すだけでペアリング済みのデバイスに切り替えることができます。



バッテリーは単4電池2本です。使用可能時間は公式サイトでは2年間とされていますが、まぁ使用時間によって変わりますので…。



打鍵音はほとんどせずに静かに入力が行えます。音が出ないとイヤという人には物足りないかもしれません。独特な丸いキートップですが、意外とタイプはしやすいです。

折りたたみではないので、膝の上でも問題なく入力作業が行えます。

充分なサイズなのでタイプはしやすいのですが、横幅が広いので左下のCtrlキーが遠く感じます(僕は左手の小指を丸てめて第一関節の背中側で押すのですが、確実にホームポジションから外れてしまいます)。

また、エンターキーも遠く、右手の小指を伸ばすと、右手全体がホームポジションからはずれてしまいます。

このあたりは慣れもありますし、Ctrlキーと文字キーの組み合わせで代替できるのでさほど問題ではないでしょう。

たとえば、BSキーはCtrl+H、エンターキーはCtrl+Mで代替できます。変換の確定もCtrl+MでOK。

以下、よく使うキーアサインです。

上記は、K380に限らず今回ご紹介しているワイヤレスキーボード共通です。ぜひ覚えておくことをおすすめします。

なお、K380のAltキーは通常のPCにおけるCtrlキー(MacならCmdキー)の役割で、たとえば、Alt+Aなら「すべて選択」、Alt+Xなら「切り取り」、Alt+Vなら「貼り付け」と、PCとほとんど同じ感覚で入力作業が行えます。

以下、実際に入力している様子を動画に撮ってみたので、参考まで。


リュウド アールボードフォーケイタイ RBK-2100BTJ

特長と使用感

209gという重さはiPhone XS Max(208g)とほぼ同じです。

2010年8月に購入し、いまだに現役です。ただし、すでに販売終了しています(中古はAmazonなどで入手可能)。

横折りで本体に収納可能なスタンドもついており(iPhoneはセットできますが、iPadは大きすぎて支えきれずNG)、カフェなどでの作業に向きます。



バッテリーは単4電池2本です。



以下、Surface Book 2のタッチパッド部分に置いてみたところ。ちょうどこのエリアに収まります(意味はありませんがw)。

Escキーが実に押しづらいですが、キーピッチが程よく(PCとほぼ同じ)、違和感なくタイプができます。



なお、RBK-2100BTJのWinキーは通常のPCにおけるCtrlキー(MacならCmdキー)の役割で、たとえば、Win+Aなら「すべて選択」、Win+Xなら「切り取り」、Win+Vなら「貼り付け」と、PCとほとんど同じ感覚で入力作業が行えます。


公式サイトはこちら。


まとめ

以上、Bluetoothワイヤレスキーボード4種の使用感をご紹介してきましたが、それぞれに強みが異なり、シチュエーションによって向き不向きがありますので、用途に応じて選ぶうえで参考にしていただければ幸いです。

ちなみに僕自身はメインのiPhone Xとペアリング済みの iClever IC-BK06(特長「V字レイアウト」)を常に持ち歩いています。


大きめサイズのLogicool K380は、主に自宅に置いておき、Mac mini、iPhone X、iPad Proの3つにペアリングしています。

出張時にはiPad Proとともに持ち出しています。




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