Apple Watchを使い始めてだいたい100日になりますが、非常に非常に便利です。
しかしながら、もう手放せないかといわれれば、なんとか手放せるでしょう。
非常に便利ではありますが、なければないで何とかなる。いってみれば贅沢ガジェットです。
Apple Watchを一言で言うなら「2台目のiPhone」です。
ということは、すでにiPhoneを持っているのにもう一台あったら便利そうだとか、Androidも持ちたいとか、そういった人なら文句なく、購入候補になるわけです。
逆に、すでにiPhoneを持っているのに、なにをこれ以上?と思う人には、不要と言えば不要です。
右手で改札を通り、左手でコーヒーを買う
Apple Watchが今なくなって、たちまち不都合を感じるであろうことが2つあります。
- 1つはすっかりこれに慣れきった、通知。
- もうひとつは、すっかり慣れきったSuicaです。
通知に関してはすでに記事にしてありますし、今のところその時に述べたこと以上のことはありません。
» Apple Watchの通知情報量を徹底的にコントロールする
絶対に対応するべき通知だけを、Apple Watchに集めればいいだけのことです。
すぐに対応したいメール。かかってきたら応対したい相手からの電話。どんなときでも返したい、返す必要のあるメッセージ。好きな人からLINE。すっぽかしたら青ざめるような予定。
そういうものだけをApple Watchに残す。後は通知させないようにする。すると、Apple Watchに通知がないということ=今すぐ対応するべき外部事情はこの世にはない、ということになるわけです。
これはiPhoneを2台、またはスマホを2台にしないと、厳密には実現できないことでしょう。たぶん、iPhone1台だと、通知のフィルタをもう少しゆるめざるを得なくなります。スマホ1台だけの場合「100%対応したいわけではないけど、85%くらい対応したい」といった相手の通知を、オフにはできないでしょう。
もうひとつApple Watchに依存しきっているのがSuicaです。
私はこれを買ってすぐ、右手にするようにしました。改札を抜けるとき、右手でタッチするからです。
そして、Suicaを2枚用意するようにもなりました。
1枚は、Apple Watchで使います。オートチャージにして「仕事のために電車賃を使った場合にのみ対応するSuica」です。
これで、少なくとも交通費に関する限り、Apple WatchのSuicaに紐付いているクレジットカードの明細だけを、税理士さんへわたせばいいことになります。
もう1枚は、iPhoneで使うSuicaで、これもエクスプレスにしてありますが、主にコンビニなどで使う「おサイフ」です。
仕事で利用したらレシートを税理士さんへわたす。でなければ、わたさない。とにかく「仕事での電車賃」をのぞくすべてのSuica利用はiPhoneからということになるわけです。
コンビニでは通常、Suicaのタッチが左手側にあるので、Apple Watchは遠く、iPhoneのほうが近くなっているのです。そういう意味でこの流れは自然と間違えずにすみます。
そしてこれはApple Watchだけの話ではありませんが、意外に侮れないのが、普通グリーン券の事前購入で、これを自宅でできるようになったのがとても便利。駅に行ってから購入しようとすると、しばしば少人数でも利用者が並んでいたりして、決まった電車に乗ろうとしているときには気が気でなくなるのです。
家でグリーン券を購入しておけば、Apple Watchを持っているので、おサイフもiPhoneも1度も取り出さずとも、右手のApple Watchだけで改札を抜け、グリーン車でもチェックインできるというのは、とてもリラックスできるものです。