当初は、当然のことながら音楽を聴く用途で使っていたのですが、ほどなくしてもう1つの用途が見つかり、期待していなかったシーンでも活躍を見せています。
その用途とは Skypeなどの音声通話時にヘッドセットとしても使える、というものです。
同時に2台のデバイスに接続し、切り替えながら使う
ワイヤレスヘッドセット Explorer 500(紹介記事)と同様に、QuietComfort 35も同時に2台のデバイスと接続できます。
僕自身は、iPhone SE(音楽を聴く用)とノートPC(Skypeで通話する用)の2台のデバイスとペアリングさせています。
Bose QuietComfort 35の電源を入れると、そばにこの2つのデバイスがあれば順次接続が行われます。
PCでSkypeの音声通話を行う場合は、iPhoneのミュージックアプリの再生を一時停止したうえで、PC上でSkypeアプリを起動すると、QuietComfort 35の接続は自動的にPC側に切り替わります。
Skypeでの通話が終わったら、Skypeアプリを終了し、iPhoneのミュージックアプリで再生を再開すると、QuietComfort 35の接続はふたたびiPhoneに戻ってきます。
一方が再生中(音を出している状態)は切り替わらないわけです。
ときどき、接続が切れていて切り替わらないことがありますが、その際は、
- QuietComfort 35 の電源をオフにする
- すぐにオンにする
という操作を行うことで、接続が復活します。
接続を管理するためのBose製の公式アプリもありますが、上記の方法が手っ取り早いのでおすすめです。
何よりも、ずっと同じヘッドホンをつけっぱなしのままで、音楽もSkype通話もシームレスに切り替えられるのが快適です。
Skype通話で使う際の注意点
一点、Skype通話で使う際の注意点があります。
Skype通話時は片側だけ少しずらして、外からの音が聞こえるようにしたほうが良い、ということです。
QuietComfort 35が耳をすっぽり覆う構造なのですが、両耳が覆われている相手の声はクリアに聞こえますが、自分の話している声は聞こえづらくなるからです。
ワイヤレスヘッドセット Explorer 500 との使い分け
以下の記事でご紹介したワイヤレスヘッドセット Explorer 500 は主に移動中に限定しています。
» ワイヤレスヘッドセット Explorer 500 は音声学習にも音声入力にも大活躍
オフィスや自宅に付いたら QuietComfort 35 に付け替えます。その際、Explorer 500の電源はオフにしたほうが良いです。Explorer 500の電池の節約にもなりますし、まれにQuietComfort 35 から接続を“奪う”ことがあるからです。
逆のパターンもあり、Explorer 500でオーディオを聴いていると、再生が続いているのに急に音が聞こえなくなるのです。QuietComfort 35をオフにしておかないと、“奪われる”わけです。
▼この状態だと“奪われ”てしまいます(E500=Explorer 500)。
また、以下の記事でご紹介した座禅を行ううえでは両耳をすっぽり覆うQuietComfort 35 がもたらす没入感が最高で気に入っています。
というわけで、快適なワイヤレス・オーディオ・ライフを。