とくに、ヘッドホンは、耳を圧迫するのであまり好きではなく、イヤホンかBluetoothのヘッドセットばかり使っています。今回ヘッドホンにしたのは、住んでいる建物の工事が始まり、騒音が凄すぎるので、ヘッドホンで耳ごと覆えば、少しはマシかと思ったからです。
結果的には、「ヘッドホンをしないよりはマシ」な程度にしか騒音対策にはなりませんでしたが、MacBookのスピーカーで聴くよりは、断然音が良いので、買って良かったと思います。
今回購入したのは、オーディオテクニカのSOLID BASSシリーズの1つである「ATH-WS33X」です。色はレッド。イヤホンもSOLID BASSシリーズを使っているので、ヘッドホンも同じシリーズがいいなと。また、価格は5000円以内で探していたので丁度良い感じでした。
あくまでも、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルと一緒に使うことが前提です。それ以外の機器との組み合わせで、どのように聴こえるかは分かりません。また、私が主に聴くのは、K-POP、映画やドラマのサウンドトラック、ミュージカル音楽、クラシック(主にバロック)、ロック、ポップス、HIP HOPなどです。
» audio-technica SOLID BASS 密閉型オンイヤーヘッドホン ポータブル レッド ATH-WS33X RD
レッドという色は、ATH-WS33Xをパッと見た感じ、カッコいいと思わせる色だなと思いました。ただ、作りはプラスチック感が強くて、ちゃちいです。安いので仕方ありませんが。ちょっと力を入れて開いたらバキッといきそうです。「耳を圧迫しすぎて痛くなる」という感想を見たので、今回は、むしろ痛いくらい押さえてくれた方が騒音対策になるな、と思っていたのですが、私にはむしろゆるかったです。個体差があるのでしょうか。また、ちょっと蒸れる気がするので、これは対策を後ほどしようと思います。
何も調整しないで、そのままATH-WS33XをMacBook Proにさして、iTunesで音楽を聴いても、ちょっとがっかりします。というか、がっかりしました。音がこもったように聴こえて、低音は来ますが、それも弱い感じ。ボーカルは遠くにいるようです。MacBook Proのスピーカーで音楽を聴くときには、イコライザを使わない方がちゃんと聴こえる気がしたので、そのまま聴いていたのですが、ATH-WS33Xの場合は、これに合わせてイコライザを調整する必要がありそうです。
そこで、実は初めて、静かな時間にいろんな曲で聴き比べて、イコライザを調整しました。曲ごとにイコライザを変えるなんていうのは現実的ではないので、どの曲でも「これならいい」と思える範囲を少しずつ模索して、結果的に、このように落ち着きました。
音のことは詳しくないため、実際のところ、これは何をいじっているのかよく分かっていません(笑)。ただ、「こういう風に聴こえて欲しい」という音に近づけるために、それぞれのつまみをいじってみたというだけのことです。250〜1Kの間を、0dBから上げると、微妙に音が割れてくるので、上げられませんでした。これで、低音が効きつつ、ボーカルが前面に出てくる感じになりました。
イコライザを調整するなら、ATH-WS33Xは、価格のわりに満足できる音が楽しめるヘッドホンだと思います。
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▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。
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