仕事を前に進めるために「どうしたら、未来の自分がもっと●●になれるか?」を問い続ける

カテゴリー: タスク管理



日々仕事をしていてつくづく思うことがあります。

紙でもパソコンの画面でも、とにかく文字で書かれている内容というのは、頭の中でふと思いついたことよりも、行動につながりやすいのではないか、ということです。

特に、やるべきことがたくさんある場合は、すべてを頭の中に留めておくことはできませんから、外に書き出しておかないと忘れてしまいます。

とはいえ、書き出しておきさえすれば万事OKか、というと、そうでもありません。

書いてある内容が、具体的に何をすればよいのかがすぐに分かるようになっていなければ、行動には移せないからです。

読んだそばからイメージが浮かぶくらいでないとだめです。

サンプル

たとえば、以下は実際に僕が使っている、ある仕事の「レシピ」です。

用語はさておき、ステップごとに具体的に何をすればいいのかがわかるようになっています。

上から順に書かれている通りに作業をこなしていけば、漏れなく、間違いなく、この仕事を完遂することができます。

この仕事は、週に一度の頻度で行なうものであり、かれこれ1年以上続けているので、実はすでに手が覚えています。

それでもこのレシピを見ながら取り組んでいます。

そのほうがラクだからです。

レシピを見ずに、記憶に頼って作業をしていると、ときどき、

「これで合ってるよな?」

という不安がよぎることがあります。

不安を感じるのはうれしいことではないので、わずかではありますが、ストレスになります。

一方、レシピを見ながら手を動かすやり方であれば、

「うん、これで合ってる」

と確信を持ちながら作業を進めることができます。

ストレスフリーなのです。

シンプル

もし、このレシピが以下のようになっていたらどうでしょう?

このような“シンプル”なレシピでは、

「これで合ってるよな?」

という不安と背中合わせの作業を強いられることになります。

どうしたら、未来の自分がもっとラクになれるか?

そう考えると、「自分しか見ないのだから」という意識は捨てて、誰が見ても誤解の余地のないくらいのわかりやすい言葉で書いておくことを徹底するのが良い、ということになります。

ポイントは、

「どうしたら、未来の自分がもっとラクになれるか?」

を問い続けることです。

問い続けるうえで役に立つのが「記録」です。

記録をするには、言葉を選ぶ必要があります。どういう言葉で書けば未来の自分がもっとラクになれるか?

それを知るヒントは過去にあります。

過去の自分がラクになれたときに目にしたメモがどういう言葉で書かれていたか?

調べればわかるでしょう。

すなわち、記録を読み返すのです。

きわめて地味で地道なやり方ですし、即効性はいっさいありません。それでも、このやり方を続けていくと、少しずつですが確実にラクになっていくはずです。

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