両手の、特に手首の疲れが大幅に軽減されます。
リストレスト、数年前まで使っていたのがいつのまにか使わなくなっており、久々に使ってみて改めて両手に負担をかけていたのだな、と少し反省。
今回4種類のリストレストを購入し、21日間使い比べてみました。
それぞれの特徴を所感もまじえてご紹介します。
現在使っているキーボード
まず、作業環境です。
PCは1995年12月に購入したThinkPad 230CSを皮切りに20年近くひたすらThinkPadシリーズを使い続けているために、トラックポイント搭載のこのキーボードから離れられません。
ただ、最近の機種はキーボード配列が微妙に変わってきており、いまいちしっくりこないために、自宅での作業中はこの外付けのキーボードを使っています。
クラシックな配列なので、もっとも馴染みやすいからです(特に、右上のPageUp、PageDown、Home、End、Insert、Delの各キーの配置)。
底面のツメを立てることで、傾斜をつけることができます。
ただ、このままですと手首が曲がってしまいます。手首とキーボードがまっすぐになるように心がけるのがよいそうなので、ここでリストレストが必要になるわけです。
パソコンを操作しているときは、長時間前かがみの姿勢になりがちで、首の後ろの頭半棘筋(とうはんきょくきん)や頭板状筋(とうばんじょうきん)などに大きな負担がかかります。
さらに、マウスの使用位置や形状が不適切だと、クリックするだけでも必要以上の筋力を使います。
また、キー入力中に肩が持ち上がっていると首の筋負担を増大させます。
正しい姿勢でパソコンに向かうと負担を軽減できます。
↓こんな感じです。
リストレスト、どれが良いのかよく分からない
以前はよく使っていたのに、いつの間にか使わなくなってしまっていたリストレスト。
最近になって「手首が痛いなあ」と感じることが増えてきたので、「あ、リストレストを使ってないからか!」と独り合点して、さっそくリサーチ開始。
…したものの、いろいろな種類があり、どれが良いのか、どれが自分にフィットするのかがよく分かりません。
そこで、実際にいくつか買って使い比べてみることにしました。
購入したリストレストのリスト
以下が購入したリストレストのリストです(※記事公開後に販売を終了したリストレストはリストから除外しています)。
それぞれの使ってみた印象
主観混じりですので、その点はご容赦を。
エレコム 疲労軽減リストレスト COMFY ロング(ブラック) MOH-012BK
- スポンジっぽいクッション
- 柔らかすぎて手が沈み込み、完全に「底」についてしまう感じ
- 長さが若干足りない
- 置く位置を調整すれば良くなる
- キーボードに手を置いたときにリストレストが手首の付け根に来るようにすると安定する
- 底面の硬さが肩に伝わってきて疲れそう
- 肌触りが若干べたつく
ロアス ジェルリストレスト グリーン WR-706GN(販売終了)
- 包み込まれるような柔らかさ
- 沈み込みすぎず適度に手を浮かせていてくれる感じ
- 今回買った中では第一印象が一番良かった
Digio2 ジェルリストレスト アッシュ WR-704LGY(販売終了)
- クッション硬め
- 今回買った中ではコシがもっとも“アルデンテ”
- こういう方が好み、という人もいそう
- 個人的にはやはり硬い
- 手の置き心地としては良いとは言えない
サンワサプライ TOK-MU2BK リストレストミニ(ブラック)
- クッションが気持ちよい
- しばらく手を置いておくとなじむ
- 適度に沈み込みつつ、反発はほとんどなし
- 手を離すとゆっくりと元の形に戻る
- 小さいので持ち運びにも便利
- 本来はマウス用
出張先では“アルデンテ”が活躍!
使い比べている期間中に3泊4日の出張がありました。
持っていったのは、コンパクトなリストレストミニを2つ、そしてほとんど使わなくなっていた“アルデンテ”ことジェルリストレスト アッシュ。
なぜ2種類持ち込んだかというと、以下のように重ねて使うためです。
“アルデンテ”で段差を埋めて、その上にリストレストミニを置くとちょうど良い感じになります。
まとめ:必ずしもキーボード用である必要はなかった
何を重視するか(何を無視するか)によってチョイスは変わってくると思いますが、僕自身は以下のサンワサプライ低反発リストレストミニが一番いいかな、と現時点では感じています。
- まず、何よりも安いです(記事投稿時点で1つ460円@Amazon)
- 次に、腕を乗せる部分のみで無駄がありません
- そして、無駄がないので出先や出張にも気軽に持っていけます
何なら出張用にもう1セット買ってスーツケースに常駐させておいてもいいでしょう(忘れる心配がなくなります)。
ウレタンがへたってきたら個別に買い換えもできるので、無駄が最小限に抑えられます。
ブラック以外のカラーバリエーションとして、ブルーとワインレッドが選べます。