ですが、届いた当初は、iPhoneと接続してもほとんどメリットがなく、めったに使わないAndoridデバイスと接続して、通知の着信を楽しんだり、Watch face(時計の文字盤のデザイン)をインストールしたりして楽しんだ後、ほとんど使わなくなっていました。
ところが、ここ数か月の間に、iOS 7のプッシュ通知をPebbleですべて表示できるようになったり、PebbleにインストールできるアプリをまとめたPebble App Storeがオープンしたりして、開発者じゃなくても面白く使える時計に進化したのです。そしてさらに、Pebble向けEvernoteまでリリースされました! 久しぶりに、Pebbleを充電して、腕につけるようになりましたよ(日本語などの2バイト文字が表示できないのは、相変わらずなのですが)。
Pebble向けEvernoteは、Pebbleの管理を行うためのiPhoneアプリ「Pebble Smartwatch」を使ってインストールします(その他のPebble対応アプリも同じ)。Pebble向けEvernoteへのログインも、Pebble Smartwatch内で行います。このあたりの管理方法も、すっかり簡単になりました。アプリのロード(Pebbleにアプリをインストールすること)もアンロード(Pebbleからアプリをアンインストールすること)も、タップ1つでできるのです。
Pebble上では、ノートブック、リマインダー、チェックリスト、タグ、位置情報、保存された検索で表示される一覧から、ノートを探すことができます。
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Pebble向けEvernoteで見られるのはテキストのみ
Pebble向けEvernoteで表示できるのは、テキストのみです。しかも、日本語は文字化けしますから、英語などの1バイト文字のノートのみということになります。写真などのメディアデータは見ることができません。
チェックリストとリマインダーが便利かも
日本語が表示されないとはいえ、使い方によってはかなり便利かもしれません。まだ、EvernoteがPebbleに来てから間もないので、ものすごく実感したというわけではありませんが……。
たとえば、Evernoteで作成したチェックリストは、ちゃんと「チェックできる」リストとして表示されます。例として、「Shopping List」を作っておきました(?で表示されているのは、日本語タイトルのノートだからです)。これを、スーパーで買い物中に見るとします。
リストには、チェックボックスがついているので、買い物かごに入れるたびに、ボタンを押して、チェックマークを付けていきます。Pebbleは時計なので、腕につけています。片手にメモやiPhoneを持ちながら、リストを参照する必要がありません。
もちろん、チェックリストを見るためだけにPebbleを買うという人はいないでしょうけれど。
リマインダーについても、これまでは、それほど活用できていませんでしたが、iPhoneを開かなくても、Pebbleで簡単に見られるとすればどうでしょう。ちょっとした工夫次第で、普段使い慣れているEvernoteとの連携がうまく動き出すとしたら、今までにしなかった行動が生まれるかもしれません。想像以上に便利なのか、それほどでもないのか、自分でもまだ分かりませんが、何か可能性を感じてはいます。
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▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。