昔の洋画で、封筒に封をするときに、真っ赤なろうそくを封筒に垂らしてスタンプのようなものを押しているシーンを見て、いつか自分もやってみたいと憧れていました。
のりでペタっと貼るよりも、お洒落で見栄えがするような気がするのです。
「シーリングワックス」で検索すると、ワックスのみのものや芯がついているものなど、さまざまなタイプのシーリングワックスが販売されています。
色もワックスの質感も、製品によって違いがあります。自分でいろいろと試してみて、好みの色と質感のワックスを見つけるのも楽しいものです。
いつも、キッチンのコンロを使ってワックスを溶かしているのですが、万が一のことを考えて、シンクに少し水を張ったお皿を用意しておき、換気扇を回しながら作業をしています。
とくに、芯なしのワックスは、スプーンを使って溶かすのですが、溶けるまでに少し時間がかかるため、その間、火が付けっぱなしになります。
この作業がもう少し簡単にならないかなと思っていたところ、シーリングワックスガンなるものがあることを知り、迷った末に使ってみることにしました。
火を使うよりも手軽で安全
シーリングワックスガンを使うには、対応するシーリングワックスガン用のワックスが必要です。
ワックスをガンに挿入してから、本体の電源コードをコンセントにさし、しばらく待つと、先端が熱くなります。
ゆっくりとガンのトリガーを引くと、溶けたワックスが出てくるので、封筒などに垂らして使います。
火を使わないため換気扇を回したり、水を用意したりする必要がありません。
あまりにも簡単すぎて、むやみにそこら辺の物に押したくなってしまいます。
封筒の封をするために使うだけでなく、中身の便せんやノートの表紙など、目印代わりに使うのも簡単です。
さっそく、真っ黒なSHOTNOTE NUboardの表紙に使ってみました。
好きな色がないかもしれない・・・
シーリングワックスガンがあれば、手軽にシーリングワックスを使えることは分かりましたが、使える色が限られているのが難点です。
私が最も気に入って使っている色が、ガン用のワックスの中にはないのです。
そこは割り切って、次なるお気に入りの色を見つけるしかありません。
今までどおりの方法と、シーリングワックスガンとを上手に使い分けるのがいいですね。
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シーリングワックスと同じように、昔の洋画を見て憧れていたのがタイプライターです。しかしながら、自分が大人になったときにはすでにタイプライターは実用的ではなく、キーボードに替わっていました(泣)。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「シゴトに美味しいスパイスを」中の人。