本日発売となりました『スマホ時代のタスク管理「超」入門』。
今回は、第1章より「タスクリストを持つことの7つのメリット」、その1です。
タスクリストを持つことの7つのメリット
本章ではまず「タスクリストを持つことのメリット」を7つ説明します。
すでにタスクリストを使っており、そのメリットも感じていらっしゃるという方はこの章を飛ばしてもかまいません。
7つのメリットにはもちろん共通していることがあります。私達はなぜタスクリストを持つかというと「忘れるから」に他なりません。タスクリストとは覚えきれないことを忘れても問題がなくなるようにするためものものです。
この「忘れる」の中には仕事だけではなく、夢や目標、習慣、それに自分のこれまで辿ってきた足跡までが含まれるのです。そんなもののすべてをいちいち覚えておけるものではありません。だからタスクリストを持つのです。
タスクリストを持つことの7つのメリット
タスクリストを持つことには次の7つのメリットがあります。
- タスクリストを持てば、事前に準備ができるので人から好かれるようになり、自信もつく
- タスクリストを持てば、見通しが立つので生産性が向上してやる気もわく
- タスクリストを持てば、プロジェクトの管理ができる
- タスクリストを持てば、繰り返し作業の管理ができる
- タスクリストを持てば、悪癖を絶ち、よい習慣を形成できる
- タスクリストを持てば、夢や目標を管理できる
- タスクリストを持てば、ログが残るからタスクリストをより容易に作れるようになる
1.タスクリストを持てば、事前に準備ができるので人から好かれるようになり、自信もつく
タスクリストを持っている人は完全に忘れていたことを、ベストのタイミングで思い出せますから人に好かれるようになります。人に好印象を与えられると、その人は自信を持ち始めます。
例えば同僚の結婚式に呼ばれていたとしましょう。
タスクリストを持っている人は、結婚式の前日までに、同僚に渡す花束と、同僚の好きだったモンブランを用意しておくことができます。
タスクリストを持っていない人は、当日買うつもりだった花束を買い忘れ、同僚がモンブラン好きだったことを会ってから思い出します。
この二人は、善意や親切心における違いはないのです。結婚式の前日まで、花束のこともモンブランのことも忘れていた点で、両者になんの違いもありません。しかし花束とモンブランを買っていった方がずっといい印象を残すことができます。タスクリストを持っている人はこのようにして、一生の間あちらこちらで「好印象」を振りまくことができ、持っていない人はそのつど差をつけられてしまうのです。
一生の間にその差はきわめて大きなものになるでしょう。その差がどうしてつくかといえば、タスクリストを持っているかどうかによって決まってしまうのです。