トートバッグやら肩掛けバッグなど、無数のバッグ遍歴の中にもバックパック時代が何度かありました。
でも、そのたびにある問題にぶつかり、解決できずに次のバッグにシフトしていたのでした。
その問題とはガサゴソ問題
バックパックはモノがたっぷり入るのですが、上から入れると底まで落ちてしまって「そこまで落ちると取りにくくなるので、もう少し上の方にとどまっておいていただきたい」という要望もむなしく、仕方なく奥まで手を突っ込んでガサゴソする羽目になります。
そもそもカバンに入れるモノというのは、使用頻度がまちまちなのであり、使用頻度の高いモノと低いモノとがワンルーム内で混在しているからこそガサゴソが必要になってしまうのです。
使用頻度ごとに別の部屋に居ておいてもらえば、ガサもゴソも減るに違いない。
そんな仮説もあり、一眼は持っていませんがこの要件を満たしているカメラバッグを購入。
広いワンルームより用途に応じた3ルーム
使い始めてから10日になりますが、現段階でグッと来ているポイントは次の3つです。
- 立ったままでもすぐ取り出せるポケット
- 座ったら確実に取り出せるメインコンパートメント
- たっぷり収納できるサブコンパートメント
1.立ったままでもすぐ取り出せるポケット
電車の中やお店の会計時など、立ったままで何かを取り出したい時、そういう時に必要になるモノはポケットに入れています。
意外とたっぷり入ります(ただし、たくさん入れすぎると隣接しているメインコンパートメントのスペースを圧迫します)。
名刺入れ、コインホーム(小銭入れ)、ティッシュなどを格納
2.座ったら確実に取り出せるメインコンパートメント
カフェなど、落ち着いて座れる場所についたら、傍らに置いて必要なモノをガサゴソせずに取り出せます。
▼何も入れていない状態
▼ロディアやペン(めったに使わない…)、書籍2冊、小物ポーチを格納
このほか、写真にはうつっていませんがノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort 15」も入れています。出先で集中して作業したい時には欠かせません。
3.たっぷり収納できるサブコンパートメント
宿泊を伴う出張時に必要となる洗面具や着替え、ランニングシューズなどを格納します。ほかのコンパートメントに比べるとアクセスはしづらいですが、宿でしか開くことがないので問題ありません。
本来は一眼レフカメラを入れるための場所で、レンズなどを小分けにして収納するための着脱式の仕切りがついていますが、僕は上記のような用途で使っているためすべて取っ払って“大広間”にして使っています。
▼ファスナーを全開にするとガバッと開きますが、半開してサイドから出し入れもできます。
▼ランニングシューズと着替えを入れたところ
このほか、背中部分にサイドから差し込む形でノートPCや雑誌などを入れられるスリットがあります。
▼メインマシンである ThinkPad X220を差し込む
▼サブマシンである MacBookAir 13インチを差し込む
▼少し窮屈ですがiPad2も差し込む(無理がありますが…)
まとめ
このバッグのいいところは、上部(メイン)と下部(サブ)の2つの収納が明らかに異なる目的で設計されていること。
たとえば、上部は移動中でもすぐに取り出したい本や手帳、ペン類などを入れておき、下部はカフェやホテルなどに落ち着いたところで改めて必要になる各種ケーブルやアダプタ類を入れておく(下部は本来は一眼レフカメラを格納するための場所)、といった用途に応じた“収め分け”ができます。
ちょっとした旅行であれば、上部はいつもの構成のままで、下部に洗面用具や衣類を入れれば荷造り完了。ランニングをする人はここにランニングシューズを入れられます。
何より良いのはこのまま飛行機内に持ち込めるサイズであること。必要なモノは取り出しやすい上部に集まっているので、飛行機の狭い座席でも簡単に取り出すことができます。
奥底にまで手を突っ込んでガサゴソしなくても済むわけです。
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Follow @shigotano
住むところは簡単には変えられませんが、カバンはすぐに変えられます。
変えてみると、意外と不必要なモノを持ち歩いていることに気づいたりして有益ですので、カバンが重いな~、と感じてる方は、買い換えないまでも、一度カラにして詰め直してみるのもオススメです。