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唯一使うときの目的は「目隠し」。最初から文字やイラストを見せたくないときに隠しておいて、話の流れでパッと出すようにしています。テレビのフリップでいうところの、ペリペリっとあとで剥がす紙のような役割です。
でも、決して使いたくない、というわけではありません。
かっこいいアニメーション設定ができたらいいなーとは思いつつも、望んでいる動きを実現するためには一個一個細かい設定が必要で、いちいち面倒だしセンスも必要。
だいいち、アニメーションに凝りすぎて時間がかかったために、肝心のプレゼン資料がしょぼくなっては本末転倒だと思っているからです。
私のように考えている方には救世主のような本を見つけました。
著者は人気ブログ「パワポ部」管理人の河合浩之さん。2009年、MOS(Microsoft Office Specialist)のPowerPoint試験を1,000点満点で合格。そしてMicrosoft MVP PowerPoint部門を2011年、2012年と2年連続で受賞の凄腕。
以前も河合さんの本をこちらでご紹介したので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
» パワポに「使われる」のではなく、パワポを「使いこなす」ためのオススメ書『いきなりスゴイ! PowerPoint』
この本のすごいところは、コピペで使えてしまうアニメーションの素材がCD-ROMでついているところ。コピペだけでいつものパワポがいきなり格上げされてしまうのです。
その上アニメーションの動きをどうやって作っているかの「裏側」まで丁寧に解説しているので、パワポをある程度使いこなしていて、どうやってこのアニメーションを設定するんだろう?と自分で調べたい派の人にも楽しめるようになっています。
さらに、アニメーションのテクニックだけでなく、伝わりやすい表現法、グラフを見やすくする工夫など、プレゼンで必要なポイントも網羅。
いやーこれはマニアックすぎて、誰も開拓していなかったフィールドです(笑)。
でも、こういうマニアックな人がいるからこそ、その恩恵を受けることができ、伝えるべきコンテンツの充実に時間を投入することができる。ありがたいことです。
- 「パワポはださい」
- 「プレゼンをパワポに頼りすぎるのは良くない」
- 「パワポばっかり使っていると見た目の派手さにだまされて中身を覚えられない」
- 「パワポでのアニメーションはムダ」
など、パワポバッシングのようなニュースをたまに聞きますが、それは、パワポに使われてしまっている人が多いからだと考えています。
以前も書きましたが、コンテンツはあなた自身。もともと自分で考える力、発信する力がないまま、道具だけ変えても意味がありません。
パワポが悪者なのではなくて、パワポに使われてしまって自分が主役じゃなくなってしまうことが悪なのです。
Keynoteなど、パワポ以外にもプレゼンソフトは多く出回っている昨今ですが、未だに会社で標準的に使われているのはパワポという方は多いのではないでしょうか。だからこそ「伝えたいことを適切に、効果的に表現するツール」として華麗に使いこなせたら最強だと思いませんか?
パワポ資料を作ることを目的とせず、手段とするためにもおすすめ本です!
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ただいま大阪におります!
本日「朝型ウーマン美人塾」さん主宰で朝活手帳講座と、図解講座があります。大阪の美味しいもの、あったかい人たちに触れてエネルギーチャージしようと思います! 大阪の皆様よろしくお願いします~。
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。