オバカなワタクシは、こういう「目次」とか作るヒマがあったらとっとと「完成品」を作り出してしまった方が早いと思っていました。
しかし、それなりに大きなものを作る時には、目次というか設計図というか、そういうものをきちんと作れば作っておくほど、後々ラクになるということを徐々に思い知っていったのです。
文脈をつなぐのって難しい
シゴタノ1記事、文字数にすると、1,000~2,000文字。せいぜい長くても3,000文字くらい。
このくらいであれば、あんまり難しいこと考えてなくても、ある程度慣れれば「勢い」で話をまとめてしまうことは可能です。
ただ、これが例えば「論文」とか「本1章分」とか、1万文字を超えるようになってくると、だいぶ話が違ってきます。
2,000文字を5回書けばそれで1万文字の「文章」になるのかって言ったら、全然ならない。
油断するといつのまにか前と同じことを書きまくってたり、最初に言ってたことと全然違う方向に話が進んでいたり。
あらかじめ、どういう話でまとめるのか、っていうちゃんとした骨組みがないと、いつのまにか話が散らかりまくって、結局何が言いたいのか意味がわからん、てことになってしまいます。
「目次」にきっちり時間をかける
で、そんな時に威力を発揮したのが「目次」でした。
本書いてて行き詰まったり、プレゼン資料とか作ってて全然進まなくなったりした時には、そこから気合いで続きを進めるんじゃなくて、一歩下がって、どういう話にまとめるのかじっくりと考え直す。
骨組みをちゃんとすることで、最終的にはスムーズに文章が書けたり、資料が作れたり。
アタマではわかっていながらも、これを体験として理解出来たというのはだいぶ大きな事でした。
「そもそも」で言えば、はじめっからきちんと目次を作ってから「やる」ようにしていれば、目次が不安になってきてもっかい考え直す、なんてことをしなくてもいいのですが、目次に自信が持てなくなって、うまく進められないように感じた時には一歩引いて見つめ直す。
「文章」だけでなく、なんか大きな物事を進める時には、骨組みというかアウトラインというか、そういうものをきっちり作ること。
そして、きっちり作ったつもりでも、うまくいかないように感じたら、もう一回骨組みを組み立て直す。
手間が増えたとしても、結局そのほうが「うまく」「はやく」進められるよなーってことを実感したのでした。
▼今週の一冊:
最近、読まずに放置になってた本を掘り出して読み直す、という在庫整理的なことをいろいろやっております。
この本も、1章の内容がイマイチ自分に合わなくて放置だったのですが、2章3章と読んでいったら俄然面白くなってまいりました。
「覚えておく」てのがちょー苦手で好きじゃなくて、こいつをどうにかしたいと思っていたところ、本書で「Due」というアプリが紹介されていました。
うまく「覚えさせ」て「思い出す」ためにはテクニックが必要な感じですが、そういうテクニックを研究するのとかは好きなのです。
iPhoneをうまいこと使って「習慣」を作る。
タイトルまんまの事ですが、文字通り「習慣」作りのためにはiPhoneをうまく使ってやるとちょー便利に、楽しくいろんなことできるよなーと思いました。
▼五藤隆介:
デジタル&シンプルライフLove。デジタルを最大限活用して「めんどくさくない」シンプルな生活を目指す。goryugo.comの中の人。