あんまり手間をかけずにちょっといい感じのプレゼン資料を作る

なんだか最近はありがたいことにちょこちょこと人前で話をさせていただけるような機会が増えてきております。

そして、イマドキ「プレゼン」するとなれば、当然パワーポイントやらキーノートやらのプレゼン用のソフトを使って「資料」を作ることになるわけです。

プレゼン資料作成スーパー初心者&デザインとかちょー苦手すぎてどうしようオレ、っていう私の悩みは「資料がテンプレートそのまま過ぎて初心者感丸出しすぎる」ということでした。

私はMacのKeynoteというソフトを使っており、このソフトはテンプレートそのままでもそれなりにわりといい感じな資料を作ることが出来るのが「すごい」ことなのですが、やっぱりちょっとくらいは「ぽい」いい感じの資料にしたいわけです。

そこで、色んな資料とかデザインのこととか見たりして覚えた、ちょっとした手間でちょっとだけでも「ぽい」感じの資料を作る方法をご紹介いたします。


きっかけはシゴタノイベント

オレのプレゼン資料しょぼすぎる!って思ったきっかけは下記イベントの時でした。

シゴタノ! —    「続いているということは、それが好きだからだ」~W出版記念イベント「Evernote×モレスキンで始めるライフログ入門」を開催しました(スライド公開)

資料作ってる最中から、しょぼすぎるのは当たり前にわかっていたのですが、それでも上記記事での私の資料と@mehoriさんの資料を比べてみると涙が出そうなくらい違いすぎて泣けてきます。

ていうか最大の問題は、なにをどうしたらかっこよくなるのか、そのための方法がなーんにもわからんかったということなのです。

で、この@mehoriさんの資料とかは30回くらい見返しました。全部真似するのは当然無理だけど、なにをどうしたらかっこよくなるのか色々考えまくりました。

同時に、もの凄くいいタイミングで「デザイン」に関する非常に参考になる記事なんかも見つけて、それも穴があくほど読み返しました。

[Webデザイン] 文字組みについて本気出して考えてみた | Stocker.jp / diary

これら全部を真似しようとするのは色々大変すぎる感じがしたので、その中から2つだけ、自分にも出来そうなことを取り入れて真似してみたら、これだけでも「何もしない」ことに比べて結構いい感じにすることができたのです。

ポイントの文字だけ色を付ける

上記記事の資料を見ていてまず思ったのが、ところどころ出てくる「キーワード」になりそうな部分の文字色が変化していること。

こういうのって、もちろん「やり過ぎ」はとんでもなく気持ち悪いことになってしまいますが、黒以外にもう一色だけ使う色を決めて、ところどころちょびっとだけ取り入れてやると、比較的手軽に「ぽい」感じにすることができました。

ただテンプレ使ってるよりは、もうちょい考えてるんだぜ、ってイメージが出てきます。

びふぉー

あふたー

画像が入ってる場合にはあんまりよくわからないかもしれませんが、文字だけで作っていくときに一部だけ色を変えてやると、これだけでちょっと頑張ってる感を出すことができました。

びふぉー

あふたー



文字サイズをちょっとだけ変える

もう一つが、漢字だけ文字サイズを少し大きめにすること。

ぜーんぶ同じ文字の大きさよりも、ちょっとだけなんだかいい感じのバランスになってくれました。

びふぉー

あふたー



なんかちょっとだけだけど、ちょっといい感じになった、ていうか、テンプレそのまま感は少し減ったのではないかと思います。

プレゼン奥が深い

もちろん、当たり前ながらプレゼンの目的は「伝えたいことを伝える」ってことであって、そのための手段として「資料」が存在するだけで、極論すれば資料なんて存在しなくても、ちゃんと言いたいことが伝えられるのならばそれで全く問題はないと思います。

そして、今回私が学んで試してみたことも、全てのことに必ず「使える」というわけでもないし、そもそもどっちが「いい感じ」なのかっていうのは人それぞれの主観が多分に含まれます。

資料を作ることに時間を費やして、それによって話す内容を練り込む余裕が無くなってしまった、なんてのはまさに本末転倒で、小手先のテクニックに惑わされている残念な人、ということにもなりかねません。

それでも「伝える」ための手段として、使えるものはなんでも使えばいいと思うし、それによって少しでも「伝わる」ようになるのであれば(手間との兼ね合いを考えつつも)全力で「見やすい」資料を目指すというのは、決して間違っていない「手段」だと私は思います。

▼今週の一冊:

発売した瞬間から、いや、発売する前からすでに話題になりまくっている超有名本ですが、やはり1アップルファンとしてこれを読まないわけにはいきませんでした。

めちゃくちゃ量が多いので、まだ全部は読み終わっていないのですが、単純に読み物としても面白いし、読みながら学べることもめちゃめちゃたくさんありまくりです。

▼編集後記:




一人で2時間喋るとかっていう巨大イベントを乗り越えて、なんだかちょっとだけ自分に自信が付いて、ちょっとだけ成長出来たような気分を満喫しております。

資料作りにしても「話すこと」にしてもなんでもそうですが、はじめてなことってのはちょー面白いし、そこから学べることってのはちょーいっぱいあって実に刺激的で楽しいです。


▼五藤隆介:
デジタル&シンプルライフLove。デジタルを最大限活用して「めんどくさくない」シンプルな生活を目指す。goryugo.comの中の人。


▼「メンドウ無用のデジタルライフ」の新着エントリー

» 「メンドウ無用のデジタルライフ」の記事一覧
スポンサー リンク