ベック君記憶をなくすー解決編
前回までのあらすじ・・・
ベック君が目を覚ますとそこは2021年の病院だった。
病院に担ぎ込まれて3年間眠り続けていたベック君だが、
記憶は2011年以降途絶えている。
そこに現れた謎の医師”ドクターノキバ”一体自分の身に何が起こったのか?
記憶が失われた7年間にいったい何があったのか?その謎が今週明らかに!!
あの日以来、ベック君は毎日Evernoteと格闘していた。不思議なことに、2009年から2011年までこまめにとりためたライフログが残っていたが、それ以降のライフログはぱったりと止んでいた。
ベック君:一体何が起こったんだろう・・・
Evernoteの最新のノートにはこう記されていた
『道に迷っても焦ること無くごりゅを待て!』
更新日時は2017年。それからいくつかのノートを辿って行く。
自分では貼った覚えのないノート間リンクが貼られていた。
ドクターノキバ:何か手がかりはありましたか?
ベック君:最後のノートからのリンクをたどっているのですが、見たことのないノートやノート間リンクがあるんです。
ドクターノキバ:そのノート間リンクには何か意味がありそうと?
ベック君:過去の自分が何かをヒントを残してくれているような気がして。
しばらくノート間リンクをたどっていくと、気になるノートを発見した。更新日時は先ほどのノートと同じ2017年。
『いつかこのノートをみるであろう私へ』
ベック君:なになに・・「ごりゅが現れる2021年までの間眠りにつくことにした。必ず元の時代に帰れ!」ってなんだこれ!!
ベック君はベッドの横に置かれた鏡をみて気づいた。
ベック君:もし今が2021年だとしたら、俺今35歳のはずだよな。あまり老けてないような。
ドクターノキバ:ふふふ。やっと思い出したようですね。ベックさんは3年前、ごりゅさんが現れる今年まで冬眠に入られたのです。
ドクターノキバは腕時計をちらっと見て「そろそろだな」と呟いた。2秒の沈黙の後、兄弟仁義を謳いながら木の棒を振り回してプラプラ歩くごりゅ殿が何事も無かったかの様に廊下を通過した。
ベック君:ちょ、ごりゅ!通過しないでよ!
ごりゅ殿:あれ、この時代のベック君はどの時代のベック君?
ベック君:俺もよくわかんないんだけど、なんか2011年から記憶が無いんだよ。
ごりゅ殿:おー、そういえば2011年のベック君と時間旅行をしていて2017年あたりに置き忘れた気がする!悪かったね!
ドクターノキバ:一件落着ですね。迷子には気をつけて下さいね、ベックさん。
ごりゅ殿:とりあえず、元の時代に帰るから掴まりなよ。置いてくよ。
タイムスリップを開始したごりゅ殿が思い出したかの様に口を開く「あ、そうそう、タイムスリップ中に手とか話すと、下手したら虚数空間に閉じ込められて、だいたいこっちの世界に帰れなくなるから気をつけてね。」
時を駆けるiPhone侍ごりゅ殿。
翻弄されっぱなしのベック君は無事2011年6月の世界に戻ることができたという。
iPhone&クラウドでライフログをはじめよう!ー後編
前回は様々なアプリケーションを用いて、クラウド上にライフログを集めようというお話でした。今回は前回紹介できなかった写真ログについてと、Evernoteに蓄積しているライフログについて紹介したいと思います。
■写真メモ
写真メモは「OneCam」を使って撮影し、「PicPort」でアップロードしています。
OneCamはシャッター音を小さくできますので、人前で写真メモを撮りたいときなどに重宝します。写真の解像度を落としたり、撮影日を写真に残したりといった写真メモにうってつけな機能があるのも非常に重宝します。
PicPortはEveroteに写真を送信する際にジオタグを付与できる他、撮影日をノート作成日としたり、ノート名を撮影日に変更できるなど、Evernoteへの写真アップローダとしては他の追随を許さない機能を誇ります。
日々の食事の写真は「55.メシログ」ノートブックに取り込んでいます。
毎日の食事をひたすら撮り貯めるだけで、自分の毎日の食生活を簡単に見返すことができます。
PicPortを使えばタイトルとノート作成日が撮影日となるため振り返りも楽々ですね!
■Evernoteに残しているライフログ諸々
前回紹介したライフログ用のTwitterアカウントはTwtr2srcを使って「51.ライフログTwitter」というノートブックに取り込んでいます。
ライフログ用TwitterアカウントをEvernoteに取り込んだ図。
日々の振り返りにとても役立ちます!
aTimeloggerは思い出した時に1日分のレポートをEvernoteにメール送付しています。
分類先は「54.aTimelog」ノートブックです。
その他、日々の自分(@beck1240)の呟きは「52.Twitterログ」へ。
FriendFeedにはメインのTwitterアカウントとライフログ用Twitterアカウントを読み込ませているので、両方の呟きをまとめて見たいときは「52.FriendFeed」のノートを見返します。
ランニングの記録や、睡眠の記録、読書記録のサマリなどは「53.その他ライフログ」ノートブックへ。主にメールでのレポート送信機能があるアプリのデータを取り込んでいます。この辺の運用は現在悩み中。。
■最後に
少し駆け足になってしまいましたが、前回紹介できなかった写真メモによるライフログの残し方と、どの様にしてEvernoteへライフログを残しているかについて紹介しました。
拙著『EVERNOTE情報整理術』でもライフログをiPhoneアプリで取って、TwitterやFriendFeedでアグリゲートする方法について紹介しましたが、あれを書いた2010年後半よりも更に一段突っ込んだ(マニアックな)使い方が出来るようになったのではないかと思います。興味が有る方は是非本の方も読んでみて下さい。
▼今週の一冊!
最近懇意にさせて頂いている村上崇さんの新刊『クラウドどこでも勉強術』を頂きました。
実は私も取材を受けていて、p64,65,212,213あたりにひょこっと顔を出しています。でも、自分が登場しているからとかではなく、この本はかなり面白かったです。
知らないiPhoneアプリやクラウドツールとの出会いがあったり、凄い成果を挙げている人達がどうやって勉強しているかなどをインタビューから知ることができたり・・・と、かなりドッグイアーだらけになりました。
EvernoteやiPad2を使った勉強法などもかなり刺激的です(^^)
ビジネスパーソンが知っておくべきイマドキの勉強術が満載の「クラウドどこでも勉強術」。かなりオススメです!
Follow @beck1240
今回はストーリーを書いている内にめちゃくちゃ長くなってしまい、しまいには着地点を見失ってしまった為に、大半をカットするという大ポカをやらかしてしまいました・・・。
ボツになったストーリーでは、ごりゅ殿とベック君がHEROESのマシ・オカ宜しく色んな時代を旅するという超スペクタクルな内容だったのですが(^^; 機会があれば、また挑戦したいと思います。
▼北真也:
仕事術をもっとカジュアルに! わかりやすさ重視の「ビギナーズ・ハック」をお届け。Blog「Hacks for Creative Life!」と勉強会「東京ライフハック研究会」主宰。