読書を仕事に役立てるまでの5つの関門

カテゴリー: 読書術

By: David MorrisCC BY 2.0


読書は純粋に楽しみのために行う側面もありますが、やはり読んだからには何らかの形で仕事に役立てたいものです。どうすれば、読書をもっと仕事に役立てることができるか、を5つのステップに分けて考えてみました。

1.買うまでの敷居を乗り越える

第1関門は、本を買う敷居です。

「いいかも~↑」と一瞬テンションが上がった本があっても、すぐに「別にいいかも~↓」と冷めてしまうこともあるでしょう。出会いから告白(購入)に至るまでの微妙な時期をいかに乗り越えるかが問題です。

ライバルは他にも何十冊といるわけですから、限られた時間の中でいかに最初のインスピレーションを生きながらえさせるか、つまり「本との出会いを無駄にしないためにはどうすればいいか」が焦点となります。

結論からいえば、本のステータス管理(あるいは持ち駒管理)をきちんと行うことです。例えば、以下のエントリーでご紹介したMediaMarkerを使うのは1つの方法です。

» 読書のライフサイクルを統合管理するMediaMarker 

僕自身は、本と出会ったら次のプロトコルを適用しています。


2.買った本を読み始める

買うだけでは読めませんから、読み始める管理も必要です。このフェーズにおいても、やはりライバルの中でいかに埋もれさせないかが問われます。

ここでも、MediaMarkerが役に立ちます。以下のプロトコル。

#読むスピードが速ければ、こんな手間は不要なんでしょう…。

3.読んだ本からタスクを抜き出す

ドッグイアー(折り返し)したページや書き込みをしたページを拾い読みしながら質問化し、さらにタスクに落とし込みます。詳細は以下のエントリーにて。

» 「いい」と思った本の内容を確実に身につける方法 

4.抜き出したタスクを実行に移す

本から“収穫”したタスクは、すぐに実行できる形にブレイクダウンした上で、Remember The Milkにメールにて登録。メール投稿の詳細については以下のエントリーにて。

» 目的と役割に応じてツールを使い分ける 

5.実行に移したタスクをレビューする

毎週のレビューの際に、Remember The Milkで以下の条件で完了済の「読後タスク」を抜き出します。

list:BookTasks and completedWithin:”1 week of today” and status:completed

↑「BookTasks」というリストに「読後タスク」集めておく必要があります。

ほとんど自己満足の世界ですが、タグを書籍タイトルにしておけば、どの本からどれだけのタスクを“収穫”できたか、そして、そのうち実践できたのはいかほどかを振り返ることができます。

という具合に。

インスパイアされた本:

» リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術]


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