マンネリ朝活にしないための「組合せ発想法」

カテゴリー: 七転び早起き


ただいま発売中の日経ビジネスアソシエ 4月19日号の特集は「朝活必勝マニュアル」です。朝イベント紹介、図解マトリクス作成、朝活手帳コンサル企画など、様々な形で協力させていただきました。


日の出も朝5時台となり、目覚めの寒さも和らぎ、だんだん早起きしやすい環境が整ってきましたよね。今回の記事がお役に立てば嬉しいです。

先日ラジオNIKKEIの新番組「アサカツ!!」に出演させて頂いたときも話しましたが、私が『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』を出版した2009年頃と比べ、今は「朝」の楽しみ方のバリエーションが豊富になってきたのを感じます。

(ちなみに「アサカツ!!」はアーカイブがあり、こちらから聴けます。クリックするといきなり音がでるのでご注意を)

2年前は、早起きして1人で勉強したり、読書したりという方が大半でした。しかし今は(主に首都圏での現象ですが)朝から開催するイベントが徐々に増えたり、朝7時ごろからオープンのカフェも増えたりと、「ひとりで黙々」から「みんなで楽しく」への土壌が整ってきました。

私は「ひとりで黙々」も大好きです。じっくりと自分と向き合い、予定を立てていくことが大切だと思っていますが、同じように「みんなで楽しく」も好きです。朝から元気いっぱいの仲間とおしゃべりするとエネルギーをもらえますし、朝から約束を作ってしまう、という軽いプレッシャーがあるので、寝坊も防ぐことができます。

早起きが苦手だけど、朝型生活になりたい、という場合の最初の挑戦として「みんなで楽しく」の場が増えることは良いことだと思っています。

しかし、これだけ朝活が盛り上がってくると、朝食会や勉強会がたくさんあって、参加する側も、いったいどれに参加したら良いのか迷うことも多いのではないでしょうか。

自分も朝イベントを主催したい!という方も増えてきていますが、どうやって他のイベントと差別化するか、イベントを開催したけれど、続けるネタが切れて悩んでしまう、マンネリ化してきてしまった、ということも悩みどころだと思います。

そこで今回は、

とお悩みの方に向け、私が心がけているイベント・商品企画の発想のコツをお伝えしようと思います。


といっても、たいそうなコツではなく、至ってシンプル。

「自分で自分を楽しませる」ことを意識するのです。自分で自分を楽しませるためには、「おもしろい!」というコンセプトを作ることが重要。そこで、具体的には以下の2つを心がけています。

  1. 「朝」と、「ありえない何か」を掛け合わせる
  2. いろんなコト、モノに「朝専用」という言葉をつけて、おもしろい言葉を探す

これだけです。



例えば、私が毎月一度開催している「早朝グルメの会」。今では高級ホテルで朝食を食べる朝食会はいたるところで開催されていますが、私が始めた2年前は「グルメ」は夜のもので、「早朝」×「グルメ」という発想はあまりありませんでした。ちなみに早朝グルメの番外編で「早朝忘年会」という、朝からシャンパンを飲む会も年末開催しています。これも「早朝」×「忘年会」という、ありえない組合せですよね。

その他、Before9プロジェクトの人気企画は「早朝ライブ」。これも、ライブは夜のものだという先入観を取り払ったから生まれたものです。

早朝メイクレッスンも好評いただいた企画です。早朝×メイクは一見普通ですが、当日、すっぴんで朝7時に集まってもらい、メイクのプロからフルメイクを教わって気持ちよく出社する、という、「早朝フルメイク」は、普通はありえないですよね。

いろんな出来事に「朝専用」とつけるのは、すでに大手メーカーさんが「朝専用コーヒー」「朝専用カレー」を発売しているので皆さんもよくご存じだと思います。2011年4月13日の日経産業新聞に載っていた記事で「朝専用目薬」も出たと知りました。

『朝活手帳』も同じコンセプトです。手帳はあっても、朝専用の手帳は、今までどこにもありませんでした。お陰様で『朝活手帳2011』は完売、新たに2月に出した『朝活手帳 日付フリー式』も好評頂いています。

私は、自分がおもしろくてわくわくする企画には命が宿ると考えています。だから、朝にまつわるおもしろい言葉探し、コンセプト探しが好きなのです。自分が思いっきり楽しんでいると、その楽しさは周囲に伝染し、どんどん楽しさの輪は広がっていきます。今回このアイディアを共有することで、朝からおもしろい、楽しいイベントがどんどん増えていき、「朝」がこれからもさらに盛り上がりますように!


▼編集後記:

 未だ原発・余震の不安も残る中ですが、2005年から続く私主催の飲み会イベント「5月9日ゴクゴクの日」のプレイベント、乾杯で笑顔を広げる「ゴクゴクイブ」は、予定通り開催いたします。

※今回5月9日はゴールデンウィーク明けの月曜であること、5月9日ゴクゴクの日当日は大切な家族や友人と乾杯していただきたいことから、5月8日日曜開催です。

今回は夕方5時9分より、世界の生ビール9種類が飲み放題。ビールのプロのプチレクチャ、バンド演奏つき(もちろん料理・ソフトドリンク、ワイン、カクテルなどもあり)です。これだけの種類の生ビールが飲み放題で参加費5900円は、なかなかありえない企画だと思います。(これも、ありえないワクワク感ですね)

なお、今回開催にあたって皆様から頂きました費用につきましては、最低限の経費を除いた金額すべてを被災地への義援金として寄付させていただきます。(寄付先ものちほどご報告いたします)

詳細、お申し込みはゴクゴクの日公式サイト(http://5959day.org/) をご覧下さい!


▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。

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