・今日も仕事はしないと。でも半日で可
とは、先週の私が今週の私について、推測して書いたことです。この推測は完璧です。現に私は今、それを実行中ですから。もっともこれは、後から振り返れば、べつにどうということではありません。先週の段階で、この程度のことは容易に予測できました。
けれども未来日記の本当のおもしろさは、私の実行している限り、未来の行動を予測する点にあるのではなく、「読む楽しみ」にあります。それはちょうど、外国の文通友達からの手紙を読む楽しみに似ています。
これは、自分に宛てられた、予期できないものが「来る」楽しみなのです。
人間にとって、予期できるというのは、不快ではないものの、それほど面白くはない刺激です。大相撲でも、「好取組」とは、結果の予測がつかない取り組みです。もちろんどんな取り組みでも本当は「予測がつかない」のですが、予測がつくような気がすると、つまらない感じがするものです。
1週間前に自分が書いたことなど忘れますから、読む前のある種の緊張感が、このゲームのおもしろさの核になっているのです。
もう一つ大事なのは、「自分宛」であることです。
いわゆるスパムメールには、残念ながらこの楽しみがありません。あれば読んで、もう少し面白いものになるのですが。あれはいかにも「不特定多数」に向かって書かれているため、自分が読む意味がほとんどないのです。
自分のために書かれた、内容の予測ができないもの。これが未来日記を読むおもしろさです。そのためにはどうしても、一週間前には自分で「出す」必要がありますから、これをおろそかにはできないのです。
なおこれをするメリットですが、私は面白ければそれで十分だと思いますが、ブログをつける習慣は自然と生まれます。もう一つ、ブログを見直す習慣も、自然と身につけることができます。その意味で、少し記憶の幅が広がるといったところでしょうか。
▼関連：
・未来日記
・ 「来週の今日どうなっているかブログ」
・「過去の思い出ではなく、未来をつくるために書く」
