ふと思い立って、Apple Watchの常時表示をやめた。
▼Apple Watch本体の設定 → 画面表示と明るさ → 常にオン → オフ
やめてみると、常時表示がなくても特に支障を感じないことに気づく。
今までは見てもいないのに無駄に表示されていた、とも言える。
常時表示をオフにすることでバッテリーの持ちが良くなるというメリットも得られるが、それ以上に「見ていないときは消灯してくれている」という点を好ましく感じる。
常時表示機能がなかった頃に逆戻りしている。
Apple Watchはシリーズ3(2017年9月発売、同年10月に入手)からほぼ毎年買い換えつつ 6年ほど使っており、常時表示機能(「常時表示ディスプレイ」)が初めて搭載されたシリーズ5(2019年9月発売)からカウントすると4年使っている。
常時表示歴4年。
いったん常時表示に慣れたらもう戻れない。
そう思い込んでいた。
実際、常時表示は快適だった。
でも、常時表示をオフにした状態(シリーズ4以前では通常の状態)で、ディスプレイを見ようと手首をわずかに傾けると、即座に点灯する。
ちゃんと調べていないが、以前と比べてセンサーの感度が上がっているように感じる。
現在使っているのはシリーズ8。
以前は「時計を見るぞ!」という強い意志とともに、やや強めに手首を返すムーブを起こさないとセンサーに気づいてもらえず、従って点灯しなかったような印象がある。
その感覚が残っていたので、「時計を…いま見られたらいいな…」くらいの淡い気持ちで、手首を控えめに動かしたら、スッと点灯したので驚いた。
ホテルのラウンジで、「お冷やのおかわりをもらおうかな」と思って目線を上げただけで、声を出さずとも即座にウェイターが察知して注文を取りにきてくれるかのように。
以下の写真は消灯しているが、慎重に少しずつ手首を動かさないと、うっかり点灯してしまうので何度か撮り直した。
ここでふと思い出したのが「世界は仮想現実?」という話。
いま自分の視界に見えていないことは「描画」される必要がないので、「存在」もしていない。
見ようと思ったときにだけ瞬時に「描画」され、あたかも以前からそこに「存在」していたかのように目の前に現れる。
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』という本があるが、いま目の前にいない「そいつ」はパフェを食ってるどころか存在すらしていないのである。
さらに一歩進めると
この考え方を拡張すると、
- いま目の前に見えていないタスクは実行できない
という、当たり前の(?)法則を導き出すことができる。
このあたりについてはタスクシュート・ジャーナルに書いた。
「急ぎではないが重要な習慣」を先送りせずに確実に実行するための工夫・その2
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