もしあなたがそうであるなら、先送り率「100%」ということになりかねません。
それを「0%」にするのは非常に難しいことに思えるでしょう。
ひとつだけ確認しておきましょう。
この世で「本当に難しい」と思われるのは、そのほとんどが「心理的な障壁」のせいです。
たとえば、刺すわけでも毒があるわけでもない「虫」に触れないのはけっきょく「心理的な抵抗」にあうからです。
決して「虫に触る」ことに物理的な邪魔があるわけではないし、数学の難問のような「知力」が要求されるせいでもありません。
「難しい仕事」に手がけることの困難は、虫に触れないという問題に似ています。
ただ手を伸ばせば可能であるけれども、絶対にそうはしたくないと思っているのです。
まずそのことを率直に認めましょう。
これはちょっとした恐怖症です。
必ずしも仕事恐怖症ではありません。
たとえば、
- 「ちょっと空いている時間を使えなくなる恐怖症」
というものがこの世にはあります。
このような名前の神経症はありませんが、事実としては存在します。
仕事をしようとしたときに必ず仕事を始めるためには?
たとえば、駅のプラットフォームや病院の待合室で、1分でも待ち時間があると、どうしてもスマホを見てしまう。
おそらく見ないで済ませるのは相当に困難な人がいます。
その人は、1分間スマホを眺めずにいることで、重大ニュースを見逃してしまうとは思ってないでしょうし、数百万の利益を確定し損なうとも思っていないでしょう。
その1分の間に得る情報にそれほどの価値は認めていないでしょう。
にもかかわらず「見ずにはいられない」のです。
「ちょっと空いている時間を使えなくなる恐怖症」のようなものはあるのです。
じつは、それなりの時間を確保したのち、抵抗の強い仕事に取りかかる直前の感覚というのは、プラットフォームに立ったときの心理状態ににていることがあります。
「久しぶりに一息つける」といった感覚を覚えるのです。
「久しぶりに一息つける!」とホッとしたとたん、たちまち手間のかかる、疲労の増しそうな「仕事」に手がけるというのは恐怖なのです。
その恐怖を逃れ、スマホの何気ないスポーツ記事で「一息」つく安心感は「クセ」になります。
これは見ようによっては軽い神経症であり、見ようによっては嗜癖的な学習行動でもあります。
仕事をしようとしたときに必ず仕事を始めるためには、
- 一定の時間を確保などしない
- 空いた時間があったらそれをスキマなく活用する生活スタイルを少し変えておく
などの工夫が考えられます。
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