このたび、ゆうびんやさんと共著で『大橋さん、日記の楽しみ方を教えてください』というKindle本を出版しました。
この記事のトピックは以下です。
- 共著者のゆうびんやさんについて
- 出版の経緯
- ひねりを加えているうちに時間切れになる
共著者のゆうびんやさんについて
ゆうびんやさんは、自己紹介において「好きなものは日記、読書、家族との時間」と、何よりも家族よりもまず「日記」を最初に持って来てしまうくらいの日記好きで、『日記のすすめ』の著者でもあります。
さらに、ログエバンジェリストとして雑誌『クロワッサン』2020年8月10日号に登場、4ページにわたって日記について解説しています。
掲載内容は以下からも読めます。
一行日記、家族日記、感謝日記…識者が解説する多種多様な日記の書き方。 | くらしにいいこと | クロワッサン オンライン
出版の経緯
ゆうびんやさんとの接点は2018年8月26日に遡ります。
その日は倉下忠憲さんとTak.さんによる『Scrapbox情報整理術』出版記念セミナー - 知的生産の技術が開催されており、ゆうびんやさんも僕も当日の参加者でした。
続く懇親会で少しお話させていただき、すでに読んでいた『日記のすすめ』の著者ということが分かり、「日記っていいですよね」とざっくり意気投合。
その後、2019年11月2日に開催された『あなたの知らないApple Watch : これまで語られなかった小さな使い方』出版記念トークイベント「チームで『Kindle個人出版』を成功させるコツ ~新しいセルフパブリッシングのはじめ方~」で再会。
続く懇親会で前回よりもたくさんお話しし、「Podcastで対談しましょう」ということに。
対談は、11月14日と11月28日に収録し、それぞれ11月18日と12月2日に公開。
その後、ゆうびんやさんが対談内容をもとに原稿を作成し、大橋の書き下ろし原稿を加えて今回のKindle本が完成しました。
ひねりを加えているうちに時間切れになる
ふり返ってみると、2019年11月2日のイベントが今回の出版の起点だったことがわかります。
このイベントは「チームで『Kindle個人出版』を成功させるコツ ~新しいセルフパブリッシングのはじめ方~」という名前の通り、ごりゅごさんとTak.さんと佐々木正悟さんの3人がチームで実践したことを紹介するものでした。
簡単に言うと、
- Podcastで対談したうえで、
- 対談内容をもとに原稿を作成し、
- Kindle本として出版する、
というフロー。
僕自身は「こういう本の作り方もあるのかー」と感心するばかりでしたが、ゆうびんやさんはこのフローをすぐに実践に移しました。
そして、ゆうびんやさんから言われるままに対談し、原稿をチェック&リライトし、書き下ろし原稿を書いたら本ができあがっていて、「こういう本の作り方もあるのかー」と感心するばかりでした(2回目)。
遅ればせながらこの11月末に、Podcast「シゴタノ!ラジオ」をスタートし、改めて「音声はインプットもアウトプットも高速にできる」ことを再認識できました。
音声005:インプットは目よりも耳で行うべき、たった一つの理由 - シゴタノ!記録部
「いつかブログに書こうと思っていた」ものの、日の目を見ずに眠っていたことを今回アウトプットすることができました。
今まで眠っていたのは、「文章の形でアウトプットする」という前提があったためです。「アウトプットは文章で行うものだ」という思い込みがあったわけです。
誰かのうまくいったやり方を知ったとき、多くの人は「フーン」とか「へぇ~」と感心したり、せいぜい誰かにシェアしたりするところで終わります。
「よし、さっそく真似てみよう」とすぐに行動を起こす人はまれなのです。
さらに、行動を起こす人の中でも「同じやり方では芸がないから」といきなりアレンジを加えてオリジナリティを追求する人がけっこう多いと感じます。
「そのまま真似しただけじゃん」という後ろ指を指されることを恐れているからでしょう。
代わりに「一ひねり加えられていてすげー」とか言われたいわけです。
かくして、ひねりを加えているうちに、いやひねりを加えようと考えているうちに、次なる「フーン」とか「へぇ~」がやってきて、温めていたオリジナリティは封印されたまま時の風化に晒されることに…。
まずは愚直に真似てみることが何よりも大切なのだと学びました。
3行まとめ
- 記録しておくとレビューができる
- レビューをすると自分の思考のクセに気づける
- 誰かのうまくいったやり方を愚直に真似てみる