「ルーチン化」と「リピート化」の違い

これはあくまでも僕自身が便宜的に使い分けているだけであって、言葉の本来の意味に則って使い分けているわけではありません。

以下の2つの言葉の使い分けです。

結論から言うと、以下の表の通りです。



なぜ使い分けるのか?

ルーチン化もリピート化も、いずれも捕獲と比較(=記録とレビュー)という同じプロセスで生成されます。

先の表のとおり、ルーチン化は自分の外にあるパターンを見つけることに、リピート化は自分の内にあるリズムを見つけることに、それぞれ主眼を置いています。

ルーチン化によって生成されたルーチンタスクは、これを滞りなく実行し続けることで社会との関わりを良好に保つことができます。

ルーチン化の対象は自分のコントロール外にあるため、自分が対象に歩み寄っていくことになります。これを調節と呼びます。

リピート化によって生成されたリピートタスクは、これを滞りなく実行し続けることで自分自身の心身を良好に保つことができます。

リピート化の対象は自分のコントロール内にあるため、対象を自分に引き寄せてくることになります。これを同化と呼びます。

対象とこれに対するアプローチがそれぞれに異なるために、使い分けています。

ルーチン化とリピート化の例と特徴

ルーチン化の例

ルーチン化の例としては以下のようなものがあります。

ルーチン化の特徴

これらの共通点は、定められたルールに従う、あるいは程よい頻度を見つけてこの頻度で行うことで、最小限の時間と労力で終えることができること。

ここで役に立つのは抽象化能力。

プロセスを俯瞰し、その最短ルートを見つけ出すことが求められるからです。

リピート化の例

リピート化の例としては以下のようなものがあります。

リピート化の特徴

これらの共通点は、正しいとされる知識を参照しつつ自分にしっくり来るやり方を追求し続けることで、技術力の向上が期待でき、短時間でもより高い成果が得られるようになること。

ここで役に立つのは学習能力。

リピートタスクはその変数に自分自身が含まれる関数であるため、同じ方法論でも個人差が生じます。

自分にしっくり来るやり方の追求が必要になるゆえんです。

その点、ルーチンタスクは自分の外にある法則性さえ把握できれば、誰がやっても同じ成果が得られるため、相対的に難易度は下がります。

自分以外の誰かに代わりにやってもらうことが容易です。

まとめ

冒頭の表を再掲します。



ルーチンタスクは慣れてくれば常にほぼ同じ時間で終わります。

深く考えなくてもできるようになるため「やれば終わる」ということで取りかかりやすさは抜群。

リピートタスクは自分の能力はもちろん、その時々の気分やコンディションによってうまくできたり、できなかったりという振れ幅が大きくなります。

自分の内と外の両方に目を向けつつ、現状とゴールのギャップを埋めるためのルートをその都度見つけ出すことが求められるため、相対的に取りかかりにくいものになりがちです。

タスク管理における鬼門はリピートタスクであり、リピートタスクの攻略には自己観察とその理解が不可欠であり、ゆえに記録とふり返りが武器になる、ということになります。

この話は以下の記事に続きます。

時間を増やす方法


「時間を増やす方法」が手に入ったら、増やした時間で次の記事もぜひ。記録とふり返りの効用について書いています。

記録とふり返りは人生というプログラムのデバッグ作業


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