アウトラインは執筆の何をサポートしてくれるのか?



こちらのポッドキャストを聞いて、改めて考えました。

インタビューされているのは、『アウトライナー実践入門』などの著作があるTak.さんです。



ポッドキャストの中で、「アウトラインは文章のタスクリスト」といった話が出てきます。

そんなやりとりでした。

しかしながら、それでもタスクを洗い出してプロジェクトごとに整理してみたりして、必ずしもその通りにはできないリストを参照して行動は起こすわけです。

また、私も先日記事に書いたとおり、アウトライナーを使って原稿を書きます。

確かにそのアウトライン通りに書くわけではありませんが、そこにある項目を見て書くことに違いはない。

そうだとすればいったいタスクリストのタスクやら、文章のアウトラインとはいったい何なのか?

「アウトライン」とは「方針」である

今朝もアウトライナーを使ってみて思ったのは、これは「方針」なのだということです。

今度は Tak. さんのブログから引用してみます。

アウトラインどおりには書けない。
アウトラインどおりに書けなくていい。
アウトラインどおりに書いてはいけない。

これはもっともっと続くのですが、この「アウトライン」を「方針」に書き換えて、その上で10項目をもう一度検討してみましょう。

どうでしょう。私にはほぼ違和感なく読めます。

現に私はアウトライナーを、方針の確認と変更と再整理のために使っています。

たとえば、Evernoteの活用方針などは、頻繁に変わるわけですが、それをアウトライナーにまとめておいて、変化する都度修正を加えていくという使い方で、これには適していると思うのです。

本の原稿に話を戻しますと、編集さんとの打ち合わせや共有に、アウトライン形式があっているのも理解できます。

編集さんと共有すべきは執筆方針だからです。

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ズバリ「書き上げる」をテーマにしたワークショップを開催します。

私自身、2006年以来これまでに50冊ほどの本を書いてきました。年間4冊ペースです。しかも、50冊書いてきて、締め切りに遅れたことは一度もありません。

なぜ、そのようなことができるのか?

私に常人にはない特殊な能力があるから、というわけではありません。

さまざまな執筆をサポートしてくれるアプリの恩恵が非常に大きいです。
あとはほんの少しの工夫を加えるだけで、締め切りまでに書き上げることを可能にしています。

その工夫の内容とは以下のようなものです。

「ほんの少しの工夫」と呼ぶには少々込み入っていると感じられるかもしれません。

でも、一度これら一連の工夫をアプリと組み合わせて「仕組み」として組み上げてしまいさえすれば、あとは本当に日々この仕組みに沿って手を動かしていくだけで、毎日少しずつであれ機械的かつ確実に執筆を進めることができます。

そして、締め切りまでに余裕をもって書き上げることができるのです。

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