「アサベンしたいのになかなかできない」理由を探るための、かんたん「ふせん図解術」

カテゴリー: 七転び早起き


前回の記事「3つのハードルをクリアして、朝からサクサク勉強できるようになる方法」は、お陰様で好意的な反響をいただきました。アサベン(=朝から勉強)派の皆様のお役に立てたと思うと、とても嬉しいです。

前回は、「カラダ」をとにかく動かすことで、物理的に目覚めさせる、いわば体育会系のアサベン術でした。今回はそこから一歩進み、早起きしなければいけないのにできない原因を割り出し、納得の上で行動に繋げる方法、つまり「アタマ」を使ってあなたのアサベンを進化させる方法をお知らせいたします。


いくらカラダが早く起きても、「アサベンするぞ!」というマインドが長く続かないと、3日も経たないうちに二度寝生活に戻ってしまいます。

寝る前にアサベンすると誓って眠りについたのに、それを守れなかった朝。心から落ち込みますよね。せっかくの朝のすがすがしい気持ちが台無しです。

「なんて私は意志が弱い人間なんだろう。。。」

「私はダメ人間だ。。。」

と、自暴自棄になってしまうこともあるでしょう。

 
いえ、決して意志が弱いわけでも、ダメ人間なわけでもありません。「気合い」だけで早起きを続けていれば、誰だってこうなるのは当然の結果。

気合いだけでなく、早起きしなければいけない理由をきちんと自分の中で納得した上で行動することが必要なのです。

気合いから一歩進むために、今回紹介する「ふせん図解術」を試してみるのをおすすめします。

これは、「どうして私はアサベンができないか」の原因を細かく分解し、どこから手をつけていいか、どこが一番のネックになっているかを探る手法です。

ステップはとてもシンプル。

  1. ノートの真ん中に、「なぜアサベンができないのか?」と記入する
  2. その周りに、思いつくままに回答を「ふせん」を使って貼り付ける(1ふせんに1テーマ。内容がダブってしまってもOK)
  3. 回答を眺め、「何問題か?」の切り口でグループ化する(この段階で、ダブリは一つにまとめる)
  4. 四角を使って、構造を示す図を作る

3の「何問題か?」でグループ化するとき、どこに分類するか、どういう名前をつけるかで迷うかもしれませんが、「なんとなくこれが一緒かも」という「におい」でゆるく分類すればOK。戦略コンサルタントのようにキレイに「もれなく、ダブりなく」図を作ることが目的でなく、問題点と解決策を手っ取り早く把握するための図なので、あまり深く考えて泥沼にはまらないようにしてくださいね。

この作業をすると、自分がどこでつまずいているか、早起きできない根本の理由は何か、そして、今すぐ取りかかれるところは何かが「見える化」できるようになります。

このことにより、早起きできないのは意志の弱さだ、などと自分を責めることなく、冷静に問題に対処できるようになりますよ。

なお、この手法は早起きに限らず、様々な問題解決に使えるので覚えておくことをおすすめします。詳しくは拙著『夢が現実化する「1枚図解」』にて、「原材料分析」という名前で掲載していますので、もしご興味あればこちらも読んでみてくださいね。

 

池田 千恵
明日香出版社 ( 2010-03-19 )
ISBN: 9784756913685

 

▼編集後記:

来たる5月9日(日)、品川にて、「5月9日はゴクゴクの日」オフ会を開催します!ゴクゴクの日とは、私が2005年に制定した記念日で、毎年オフ会を開催しています。(ゴクゴクの日公式ホームページはこちら
  • 5月9日に
  • 5900円の会費で
  • 59人が集まり
  • 夕方5時9分から
  • 59リットルのビールをゴクゴク飲む

という、ばからしいことを徹底的に楽しむ会です。品川駅前のお店で、アクセスも良好。既に静岡から参加表明されている方も!

19時前には終了しますので、早起きさんにも安心イベント。お酒やビールが苦手な方には、ソフトドリンクやカクテルなどもありますので、ぜひご参加ください!

  
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。

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