やる気の問題地図。お盆休みに読んでおきたいシリーズ



先にお断りしておきますが『やる気の問題地図』という本は、技術評論社の「問題地図シリーズ」にはありません。

ですがこのシリーズ、いちおう全部読んでみましたが、私にはまさに「やる気の問題地図」だと感じられたのです。


「会社で仕事をする上で釈然としないこと」に光を当ててくれる

会社に行くには行っているが、もうすっかりやる気は萎えてしまっている。という人はぜひ、どれでもいいのでピンと来たものを一冊選んで、読んでみてください。

こういったシリーズものを目にすると、完全主義的な人はつい「全部読もう」と思ったりするらしいですが、1冊だけにしておきましょう

ほとんどの人に全部は必要ないと思いますし、大半のタイトルは沢渡あまねさんが著者ですから、一冊読んでみてしっくりくれば他を読む、という感じでいいはずです。

とくに『職場の問題地図』『仕事の問題地図』『働き方の問題地図』の3タイトルは、何らかの形で常日頃から感じる「会社で仕事をする上で釈然としないこと」に光を当ててくれているはずです。

「会社で仕事をする上で釈然としないこと」なんて、そんなの多すぎて選べない!という方はとりあえず『職場の問題地図』を読んでみるといいでしょう。

このシリーズのすべてに共通している点ですが、図解に大きなページが割かれているので、だいたい何の話をしているかは、図解だけでもつかめるでしょう。

大量の図解のほか、語り口がフレンドリーということもありますが、いかにも会社あるあるで、非常に読みやすい本です。私自身は、会社員としてせいぜい3年という経歴ですが、それでもここにあるようなことはあらかた経験しています。よっぽど、どこでも同じなのでしょう。

やる気の問題地図というのは、やる気があちらこちらで損なわれるということ。やる気が損なわれるとは、認知コスト(ところによってMP)を払う価値がないとしか思えない状況のことです。

心理エネルギーが仮にあっても、それを会社では使いたくない。そんな風に過ごしていると、次第に元気そのものがなくなります。もう一度会社で元気を取り戻すにはなにが必要なのか。そのヒントが詰まっているシリーズです。

つくづく、会社員時代に読みたかった本です。




▼編集後記:




今回は、倉園佳三さんとの共催セミナーをお知らせいたします。

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、最近になって私はCHANGESという有料メディアを主催させていただいています。

倉園佳三さんも、CHANGESの連載執筆陣のひとりとして、ご参加いただいています。

倉園さんとは実はだいぶ以前に、タスク管理やEvernoteなどのセミナーでご一緒させていただいたことがあります。

このお知らせをご覧になる方には、そういった「ライフハック系イベント」を期待される方が多いかもしれません。

でも今回のセミナーは、それとはやや趣を異にします。

今回のセミナーの趣旨は、倉園さんの連載内容を中心に展開する予定です。そしてその連載タイトルというのが

最強の自分に出会う「フォースを使え!」

なのです。

» 8月4日 最強&最速な自分で仕事をする! 「フォースな心理学講座」(東京都)


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