仕事を1つ終えるたびに、その所感をいちいち書き残しておくことの効用



「TaskChute2」でも「たすくま」でも「TaskChute Cloud」でも、タスクを完了するたびに、コメントの入力を求められます(設定でオフにすることもできます)。すべてのタスクに入力する必要はありませんが、完了したタイミングで頭の中にごくわずかでもモヤモヤがあるなら、それをここで吐き出しておくことには意味があります。

たとえば、以下のようなコメントです(実際に僕が入力したものからピックアップ)。

単に「14:55~15:10」に「ブログ執筆」というタスクを実行した、という無味乾燥ともいえる定量的な記録(データ)があるだけでは、それを後で読み返しても「( ´_ゝ`)フーン」で終わりがちです。

でも、この定量的な記録に定性的な記録である所感情報が添えられていると、そこに意味づけが行われます。

データと情報の違い

たとえば、上に挙げた最後のコメント

最低だ…。書き上げられたことは最高だが。

については、ブログの記事を書き上げた直後に残したものです。

なぜ「最低」かというと、当初の想定よりもずっと遅い時間の実行となったために、ほかの予定を明日以降に先送りにせざるを得なくなったからです。

それでも、その記事を書き上げることができ、伝えたいと思っていたことを言葉にできたという意味では「最高」だったのです。まさに感情をともなう記録、すなわち情報なのです。

ここから分かることは、「実行する時間帯を想定どおりの時間帯にずらしさえすればOK」という明日以降の自分への申し送りです。

このような申し送りは、「14:55~15:10」に「ブログ執筆」というタスクを実行した、という定量的な記録(データ)からでも読み取れはしますが、翌日になって、ずらっと並ぶ大量の「データ」の中の1つになってしまうと、これに目を通すだけでは見落としてしまう可能性が高いでしょう。

データの羅列のところどころに「情報」があることで、イヤでも目に付くために、「あぁ、そうそうここを改善しないと」と、タスク完了直後の自分の心境をビビットに思い出すことができるわけです。

同じ記録でも、量を伝える記録はデータであり、質を伝える記録は情報、という整理です。


ネガティブ情報とポジティブ情報の違い

また、別の例の

なかなかスムーズに楽しく書けた!

については、ポジティブな所感です。

ポジティブなだけに、

といった原因分析を放っておいてもやりたくなります。

その結果「次回以降も今日のような流れに組み込もう」という対策が得られるために、実際にこのポジティブな所感を再現しやすくなります。

まとめ

ネガティブな所感は、翌日以降の自分に対する「改善」のための申し送りになります。
ポジティブな所感は、翌日以降の自分に対する「再現」のための申し送りになります。

いずれにしても、感情をともなう所感を残しておき、これをふり返ることで、翌日以降の自分の時間の使い方がブラッシュアップします。というより、ブラッシュアップせざるを得ないでしょう。

確かに、いちいち所感を残すのは面倒ですし、時間も手間もかかります。なので、すべてのタスクについて書き残す必要はありません。

でも、タスク完了後にモヤモヤが残っているのなら、いったん吐き出してスッキリしたうえで次のタスクに向かうほうが、頭も心もクリアにできます。

さらにそのうえ、後から時間の使い方のブラッシュアップに役に立つのですから、やらない理由が見当たらないと思うのです。

関連記事:

↓今回の、「タスク完了直後の記録」を「瞬時レビュー」と呼んでいるのですが、これについては以下の記事で。

» レビューの最適なタイミングとは?

要するに「記録をとってレビューする」など面倒くさいわけです。そんな面倒なことをするなら「すぐさま」成果をものにしたい。そこで私が編み出したのが「瞬時レビュー」です。何しろ「瞬時」なのだから、これより短くすることはできません。


↓「感情の記録」にまつわる話は以下の記事で。

» Evernoteの「感情タグ」を一つひとつ見返すことで得られる効用

「感情タグ」で記録をラベリングすることで、それぞれのタグのついたノートを見返すことでシミジミと思い出に浸ることができます。

でも、それは実はオマケのようなもので、主たる目的は自分が(ひそかに)抱いている不満を捕まえて、これを解消に導くことにあります。

人は感情で動いているからです。


↓少し本題から逸れますが、「読書メモ」をたすくまで残す効用については以下の記事で。

» たすくま 経由で読書メモを残す効用

成長スピードがそれぞれに異なる複数のアイデア群を同時に育てている感覚です。これらのノートブックがそのためのケージとなるわけです。


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