混乱しつつも何とかやりおおせて「やれやれ」と一息ついたところで、「また同じような仕事が発生しそうだ」と思えれば、チェックリストを作っておくことをおすすめします。
直後であれば、自分が何をどのような順番でやったのかはある程度は思い出せるはずです。
同時に、本来であればこうすべきだった、という「よりよいやり方」もいくつかは思いついているでしょう。
実際に採ったやり方と、次回に採りたいやり方の「いいとこ取り」をして1つのリストにまとめておくわけです。
こうすることで、次回はイチから考える負荷から解放されます。
スケジューリングでピンチに陥った時のチェックリスト
たとえば、僕は「スケジューリングでピンチに陥った時のチェックリスト」を持っています。
以下がそれです。
- 今日やらなくてもいいことを全て明日に先送りする
- お金を払ってくださっている方からの依頼をピックアップする
- 5件以上ある場合は、依頼日が早い順に並び替える
- リストに沿って作業を行う
パニックに陥る前にこのチェックリストを取り出して、上から順にチェックを入れながら、書かれている通りに行動を起こしていきます。
今までの経験をベースに少しずつ手を加えてきているリストなので、ここに書かれている通りにやる限りは、少なくとも事態のそれ以上の悪化は防止できる、という安心感があります。
逆にいえば、このリストに書かれていないことをやると、それに費やした時間はすべて無駄になり(=現状打破には一切貢献せず)、事態の悪化をも招きかねません。
繰り返し使うことで、リストは余計な要素が排除され、洗練されていきます。リストの精度がそのまま仕事の精度につながると考えています。
以下の本は「チェックリストを作るためのチェックリスト」として参考になります。
どういう風にチェックリストを作ればいいのかがまとまっているからです。
仕事に限らず、人生における「2回目」が予想されることについてもチェックリストは有効だと思います。