Toodledoの使い方 第24回 モバイルアプリをGTD風に使う

カテゴリー: Toodledoの使い方

前回の佐々木さんの宣言通り・・・

佐々木からお送りするToodledo連載は今回で最終回とさせていただきます。北さんからは、次の第24回と、第25回の総集編があります。全25回で、この連載は終了となります。

次回が総集編になりますので、今回の「モバイルアプリをGTD風に使う」を最後にToodledoの使い方連載は終了となります。

連載は次回で終わりですが、佐々木さんも私もタスク管理にToodledoを活用し続けますし、その中で見つけた新しい発見は適宜情報発信して参りますので、今後とも別のところでお付き合い頂ければ幸いです。

ということで・・最後びしっと締めていきましょう「モバイルアプリをGTD風に使う」スタートです!


■Toodledoをモバイルから使う

Toodledoには公式の iPhoneアプリ/Androidアプリが用意されていますので、今回はiPhoneアプリについて紹介したいと思います・・・が、出鼻から一つ謝っておくと、私はiPhoneアプリを最近使わなくなってしまいました。



というのも、以前ダウンロードして使い勝手が今一だった「Pocket Informant」というツールが最近のアップデートでものすごく見た目も使い勝手も良くなったので、今ではこちらをメインで使っているからです。「Pocket Informant」はGoogleカレンダーとスケジュールが同期し、Toodledoがタスクと同期する素敵ツールなので、この2つのクラウドツールをお使いの方は是非「Pocket Informant」をお試し下さい。




「Pocket Informant」についてはまた別の機会に詳しく書くとして、今回は純正のToodledoアプリについて紹介を行いたいと思います。

■モバイルアプリの利点3つ

GTD風にモバイルアプリをどう使うかという本題に入る前に、モバイルアプリの利点を3つ挙げて起きたいと思います。利点は次の3つ。

いつでもどこでも使えるというのは意外に重要で、PC前から離れる時でも「次にやることリスト(NextActionリスト)」を常に携帯できるようになります。外回りの仕事がある人にとっては、携帯性は非常に重要な要素となるのではないかと思います。



また、上記画面を見て頂いても分かるとおり、ToodledoのiPhoneアプリはWeb版と違って完全に日本語化されていますので、かなり取っつきやすいのではないかとおもいます。

また、locationでタスクのリマインドができることもまた、モバイルアプリの大きな利点と言えるでしょう。ただ、精度が周囲1kmとかなり粗めなので、お店などの様にピンポイントで指定することは難しく、「渋谷駅周辺」や「会社周辺」といった大きめのエリアでリマインドを行う必要がある点は注意が必要です。



■モバイルアプリをGTD風に使う

それでは実際にGTD風にどうやって使っていったらいいかを見ていきましょう!

1.収集

まずは画面右上の「タスクを追加する」をクリックし、タスクを登録しましょう。



2.処理・整理

次に追加したタスクを処理整理します。もしもWeb版でも「Status」のパラメータを使われているのであればモバイル版でも「ステータス」を、Web版で「Status」を使われていない場合は「最近」を選択して下さい。



ステータス欄を使用している場合、追加したばかりのタスクは「ステータスなし」に分類されているはずです。私の場合は、ステータス欄を使用していないので、全てのタスクが「ステータスなし」の状態になっています。



私の場合は「最近」から「最近追加したタスク」を利用します。必ずしもついさっき登録したタスクのみが表示される訳ではないのですが・・この程度の絞り込みでも十分な作業効率を得ることができます。



3.レビュー

一通り、追加したタスクの処理・整理が終わったら、次は各プロジェクト(フォルダ)毎にタスクを洗い、今日明日のタスクを中心に「次にやること(NextAction)」だと思うタスクに★を付けていきます。この時ステータスを利用している場合は、一つ一つタスクを開き、その中でステータスを変更する必要があります。



4.実行

ラストは「スター」のリストを開いてコンテキスト順にソートし、上から順にタスクを実行して行くのみです。



最後に

冒頭でも書きましたが、次回が総集編となりますので、連載の本編は今回で最後です。

長いようで短い連載でしたが、何らかの形で皆様のお役に立てたのであれば幸いです。

また、今後もシゴタノ!や自分のBLOGでToodledoに関する情報発信を行って参りますので、是非是非今後ともそちらにお付き合い頂ければと思います。

▼今週の一冊

佐々木正悟さんの新著『クラウド時代のタスク管理の技術』を御献本頂きました。まださっとしか読んでいませんが、もう見出しやスクリーンショットからして「来た来たーー!!」と思わず興奮してしまいました。

これぞ将に佐々木正悟さんのタスク管理! よくぞこれを出版してくれたと思わず出版社を褒め称えたくなる程の圧倒的な濃さ、マニアックさ。

基本はToodledoをタスク管理、プロジェクト管理をOmnifocus、目標をExcel表で管理して、Chatworkで共同作業を管理、みたいな感じで話が進みます。連載「Toodledoの使い方」を読まれてきた方であれば300%楽しめること間違いなしです。

ただ、いきなりOmnifocusとNozbeとMindmeisterの比較がはじまったりするあたり、全くこの辺のツールを知らない人が読むと「ウォッ」とびっくりしてしまうかも知れません。そういう人に送るアドバイスは「あまり難しく考えず、一回真似てみよう」だと思います。

一見よく分からないツールが、小難しく使われているように見えますが、この本に書かれている内容は佐々木正悟さんが長年かけて創り上げて来た「必然的になるべくしてこうなった形」です。

中には本気でめんどくさいと感じる(ご免なさいw)やり方もあると思いますが、一見めんどくさそうにみえるやり方の殆どがいざやってみると意外にしっくりくるものばかりです。やってめんどくさいと思ってやめるのか、めんどくさそうだと思ってやらないのか、この2つの態度には明確な差が生まれます。

タスク管理の達人(僕からすると神仙の領域)である佐々木さんのやり方をこれほど事細かに忠実に書き記された本を私は見たことがありません。最終的にこの本に書かれた内容を完璧に実践する必要はありませんが、一度はまねをして頂きたいと思います。その試行の中で必ず新たな発見と出会うことができるでしょう。

» クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!


▼編集後記:




ここ数回シゴタノ!でも告知させていただいておりました『新時代のワークスタイル クラウド「超」活用術』の増刷が決定致しました!

これもひとえに皆様のご支援の賜だと痛感しております。本当に有り難う御座いました。

さて、先週も告知させて頂きました『クラウド時代のタスク管理の技術&クラウド「超」活用術出版記念イベント』ですが、まだ若干席に余裕があります。佐々木さんとベックのToodledoトークが炸裂することは間違いないのでご興味が有る方は是非ご参加頂ければ幸いです。


▼北真也:
仕事術をもっとカジュアルに! わかりやすさ重視の「ビギナーズ・ハック」をお届け。Blog「Hacks for Creative Life!」と勉強会「東京ライフハック研究会」主宰。

倉下忠憲、北真也
PDF: 226ページ


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